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カテゴリー「旅情」の記事

2022年11月23日 (水)

小貝川を源流から終点まで走破しました

利根川を越えた先でいつも走っている小貝川ですが、源流部には行ったことがないので、晴れた秋の日に始点から終点まで走ってみることにしました。

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東北本線の宝積寺駅。最近キレイな施設ができたのですがいつも早朝なので全く様子がわかりません。

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とりあえず西に向かいます。小貝川の支流である五行川(本流である小貝川より大きくて長い)が形成した緩い平地が拡がっています。

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温泉併設で有名な道の駅たかねざわも華麗に通過して、ブドウ畑を登ります。この地点が小貝川の起点の丘になります。

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小貝川源流入口。栃木県那須塩原市になります。

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小貝川源流は小貝池とされています。

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池の上流には養鶏場がありますが私有地なので湧水点などは見ることができません。

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さあここから利根川合流まで全長111kmの小貝川の旅に出かけます。

国土交通省による流域図はこちら

一応下流に向かって下るんですが、ほとんど平らです。

この細い水路が小貝川でしょうか。ほとんど水がありません。

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数百メートル下るとちょっと水が出てきます。

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のどかな谷間の県道を走ります。

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初めて「小貝川」と書いてある橋を見かけました。

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このあたりからはどの橋にも小貝川と書いてあります。

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市貝市役所のところに広い県道交差点があり、道の駅もあったので寄ってみました。

まだ朝早いのでジェラートだけで我慢します。

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山間部から出て街も近いからか、県道のクルマも増えてきました。

小貝川自転車道なるものを見かけましたが、たぶん300メートルくらいしかないんじゃないかな。

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益子の駅は寄らずに裏側をくねくね、文化遺産的な鉄橋は真岡鉄道です。

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この南にはコスモス畑が広がってきました。小貝川も川幅10メートル以上あり、いつのまにか立派な河川です。

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11時。今回は賑わっている道の駅ましこでランチすることにしました。

1時間近く待って、栃木県産ポーク御膳を頂きました。とても美味しいんですけどロングライドの昼食待ち時間はもったいないですね。

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真岡に近づくと距離標が出てきます。

「小貝川77.2km」ですって。

利根川合流までの距離かと思ったら違ったんですけど、、その話はあとで。

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キリのい60.0km地点で筑波山を背景にカシャっと。

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小さな小さな牧場が河川敷の外にありました。

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水戸線をくぐって、五行川と合流するあたりは高速ではしりぬけます。

「小貝川ふれあい公園」はちょうどコスモス満開でした。

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五行川合流点より南は右岸を走らないと迷子になってしまいますよ。

年に何回も来ている福岡堰で筑波山を背景に記念撮影。

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水海道を過ぎたら右岸は工事だったので強制的に左岸に。

このあたりは、江戸時代まで鬼怒川が小貝川に合流していた地点です。

もっというと、下妻から下流の平野は縄文時代には海だったそうですよ。。

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大河っぽくなってきた小貝川。

平野で蛇行だらけなのも歴史を知ればよくわかります。

平成になってからもこのあたりで決壊しましたね。

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守谷市街をかすめて稲豊橋を過ぎると、間宮林蔵のお墓が小貝川土手から見えます(写真の大きな木の下)。

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常磐線鉄橋の手前の旧6号線(旧水戸街道)の横断は交通が多いので要注意です。

実は、左から八間堀(もと谷田川?)が合流するあたりで「小貝川〇km」の数字はゼロになってしまうのですが、なにも標識がありません。

常磐線を過ぎると「利根川から5.00km」の標識に替わってしまい、ええ!まだなのかよと思いながらペダルを回します。

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といいつつも、ずっと平地なのでしばらく行くと見慣れた「0.00km」に到着します。

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ああ、こかい川の大きな文字。ここがゴールです。

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ここから都内の自宅までも自走です。栄橋を渡って、手賀川に入ります。

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夕方の手賀沼。ひゅっと秋の冷たい風を浴びながら進みます。

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大堀川経由で江戸川へ。流山から見る三郷の夜景です。

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ということで、前後合わせて150kmの秋ライドでした。

天気予報に反してずっと向かい風でしたが、小貝川の美しい秋をじっくり堪能できました。

2022年11月 6日 (日)

妙義山と田口峠の秋

妙義山の紅葉がピークだと聞き、行ってきました。2022年11月6日の日記になります。

いつもの松井田駅で下車します。この国鉄電車もいずれ無くなるのでしょうね。

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駅付近にコンビニがないので見晴らしのいい県道の自販機でウォーターを補給します。ふだんは食料を持参しません。

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登り始めるとすぐに良い見晴らし。

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道の駅まですぐだったので、ここがピークかと勘違いしていたのですが、まだまだ急なのぼりが続きます。

夏ジャージの下に冬用長袖アンダーを着て、さらにウォーマーをしたたので、汗だらけですよ。。

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二つ目の大鳥居が中之嶽神社ですね。

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秋の岩山というのは美しいものでございますな。

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一気に下って下仁田に向かいますが、真っ赤な樹々をみるとダウンヒルで急ブレーキしちゃいますね。

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国道254に出て、すぐに鏑川の対岸に渡り、静かなポタリングを楽しみます。

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いつもどおり下仁田の街は脇道で回避して、県道45をさかのぼって「道の駅オアシスなんもく」にたどり着きます。

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レストランの蕎麦カレーはやめておこうかな。売店に行ってみると、鹿肉弁当がひとつだけ残っていました。生姜味がとても美味しく、絶品ですね。

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県道をさかのぼり、いつもの「布屋商店」を通りすぎます。

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砥沢集落。南牧村にくるたびに、廃屋が増えてしまうのではいかと心配です。

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活気のある大通りです。

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若い力と希望を。

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あららら。このあたりで唯一の商店「たけきや」さんは廃業してしまったようです。小渕優子ポスターが物悲しい。

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羽沢集落へ。深い谷なのですが、日当たりがいい集落にはヒトの気配も感じられます。

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秋も深くなると、ほんと陽射しが嬉しいですね。

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観能集落を過ぎて直進したら、もっと廃墟っぽい集落に来てしまいました。住んでる気配が全くありません。

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ここは熊倉集落ですね。長野県に越えて国道254につながる林道大上線は、何年たっても閉鎖されているので、ここで引き返します。

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観能まで戻って、馬坂集落を通過します。このあたり、県道の北側が群馬県、南側が長野県という県境を進むのです。

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狭岩渓。この美しい情景を楽しむひとが、どれだけいるのでしょうか。

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もう忘れかけている田口峠のヘアピン。ガーミンの地図があるので予想は付いたのですが、交通は少ないし、変な鳥の声はするし、正午過ぎなのにかなり寂しいです。

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今日の目的地は田口峠です。秋深い峠の山々。光のコントラストが激しすぎてうまく写真に撮れません。

田口峠の県境を越えると「日本で海岸線から一番遠い地点」なんですが、標高1000mあると夏ジャージではちょっと寒いので、そろそろ引き返します。

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深い谷の陽射しはあっというまに消えて闇になっていきます。

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寒いダウンヒルでも写真は欠かせません。ここは蝉の渓谷です。

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まあ下りなので下仁田まであっという間です。鏑川と南牧川の合流点、ここまで深い谷にいたので、とても広く見えます。

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下仁田駅に着いたらちょうど電車が発車しました。次の電車まで一時間あります。JRまで走ってもいいのですが、夕方にクルマと追いかけっこするのは嫌なので、ゆっくり輪行で帰ることにしました。

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下仁田電鉄の最後尾から、黄昏に染まる妙義山を見つつ、今日のサイクリングを振り返るのでした。

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群馬県南牧村。

とても素敵な村なので、年に数回は訪れたいですね。

2022年9月23日 (金)

ビワイチ2日目 三方五湖から琵琶大橋を経て米原へ

おはようございます!と路面を見たら濡れています。ついさっきまで雨が降っていたようです。

雨が降らなさそうだから滋賀福井に来たのに。。

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とりあえず、今日は東京まで帰らなきゃいけないので、ゆっくり走って路面が乾くのを待ちます。

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昨日は三方湖だった湖がいつのまにか水月湖になっている。

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この道、湖面ギリギリなんですけど。

三方五湖は水位が安定しているんですね。

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アップダウンは少ないけど、夜間サイクリングは不可能ですね。

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↑ たぶん、梅栽培のために対岸からやってくるためのボート船着き場。

↓ このあたりの名産の梅の林。

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花回廊サイクリングロードと呼ぶようですが、公式ページは「三方五湖一周サイクリングコース」です。

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細い水路を伝って、久々子湖(くぐしこ)へ。ブログを書いていて思い出したのですが、前回ツーリングで来たとき(青森から鳥取まで)、久々子湖のすぐ東の美浜という海岸にテントを張ったのです。いまだと叱られそうですけどね。

ここから少し行くと三方五湖の最奥の日向湖(ひるがこ)なんですが、今日の琵琶湖の所要時間がわからないので、引き返して、菅湖を経て三方湖に戻ることにします。

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三方五湖の南岸は街になっていて、高速道もあり、にぎわっています。

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年縞博物館にやってきました。昨晩FBで友人から勧められたので(行きたいのに東京から遠くて全然行けないと)。

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最近見つかったものらしく、私が30年前にツーリングで通ったときには存在しなかったわけです。。

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国道27号は大型が多いような気がするので、若狭梅街道という県道を通ってみたのですが、かなり快適でした。

わかさカントリー俱楽部の横の抜け道を過ぎると、昨日訪れた鯖街道の熊川宿です。

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ランチにはちょっと早いですが、焼き鯖寿司食べちゃいます。

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ここからまた国道303で、昨日と同じ道を琵琶湖に戻ります。クルマは多くないんですが、大型車の割合が異様に多くて、圧迫感がありますね。

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今津からビワイチルートに再ログイン!晴れてきましたよ!

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清々しい湖岸のサイクリングロード。

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ただキャンプ場が多くて、車道のクルマが突然左折してくるので注意が必要です。全く自転車を見ていないので、こちらがブレーキを

掛けないと琵琶湖一周中に10回くらい死にます。

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路面の案内はこんな感じ。上級コースと低速コースが決められています。

湖岸のサイクリングロードは、実は3割くらいしか存在しなくて、低速コースでも交通量が多い県道や国道を走らされることも多いです。

高島ではいったん国道の立体交差を西に抜け、市街地を通らされて再度立体交差をくぐる。すると、、

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トンネルの向こうに湖が見える!素晴らしい情景です。

その直後には有名な白髭神社の鳥居もあります。ただし、国道の交通量が激しいので、道路の反対側の神社には行けません。ひどすぎる。

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この先、国道から湖岸寄りに分岐するのですが、狭い民家の間を抜けたり、湖岸から通り駅のほうを廻らされたり、けっこうめんどくさいです。国道を横断するときなんか、信号もないしクルマも全く停まってくれないので、かなりストレスです。(いつも自衛隊が停まってくれます)

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こんな長閑な田んぼと湖を見ながら走りたいのです、、

琵琶湖大橋より南は狭い県道をトラックと追いかけっこするだけのようです。そんな県道を走るのは時間の無駄なので、琵琶湖大橋から短絡ルートを進むことにしました。

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廃墟として有名なピエリ守山。

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クルマが続々と左折してきます。自転車道を横切っている自覚もなく、平気な顔で邪魔します。こんな危険な自転車道でいいのか?

そういえばこの辺にBIWAKOのサイネージがあるはずなんだけど、湖岸のキャンプ場とかに出入りするクルマが多いのでずっと右側を注意してたら、左側のサイネージに気づかず通過してしまいました。

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8月末の陽射しは強く、風も強くなってきて、修行僧のように頑張るだけです。

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昨日の朝みた松林を過ぎれば、右折して米原駅です。

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一時間に一本の「ひかり」号、15分後に発車!!

輪行準備間に合うことは間に合うけど弁当買ったりしたいので見送って、ゆっくり75分後のひかりで帰ります。

米原駅の駅弁、とっても美味しかったよ。

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ということで、今日も160lm走って私のビワイチの旅はおわりです。

また来ようっと。

北琵琶湖から鯖街道を経て三方五湖へ

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朝の彦根城。城下町の雰囲気が素敵ですね。
しかし琵琶湖に向かう車道に出たら大量のクルマ、クルマ、クルマ。意外と大都会なのです。
車道を全部突き抜けて突き当たると、松林の向こうに琵琶湖。ここからビワイチサイクリングロードにジョインします。
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まず遊覧船のりばに寄ってみました。クルマから自転車を出してる方もおられて、サイクリストがたくさんおられる予感です。
あれ、フロント変速が変です。インナーのまま全く動きません。全く動かないから、スプロケも大きい側数枚しか使えない。高速巡行できないということです。うーむ。ワイヤーが引っかかってる?よくわからない。でも自転車ショップもなさそうなので、このまま行っちゃいます。
青いルート表示に従って長閑な集落の道を走っていきますよ。どうやら高速で県道ばかり走る上級ルートと、ゆっくり裏道や歩道を走る初級者ルートがあるみたいです。せっかく琵琶湖まで来たのに県道でクルマと闘いながら走るのはつまらない。しかし、歩道をのんびり走ってたら1日では周回できないでしょう。で、いいとこどりハイブリッド戦略を取ることにしました。
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途中で水を買ったり、風景を撮影したりすることに、さっきの自転車乗りさんが追い抜いていきます。インナーでクルクルまわすと、今度は私が追い抜きます。ということで何度か追い抜いたり追い越したり。
高月の直進県道で追いつかれて、声をかけていただきました。岐阜のブルベライダーさんで、ビワイチ一周するんだそうでふ。私がRAAMのジャージを着ていたのでブルベライダーと思われた様子です。ここから北琵琶湖をご案内していただくことにしました。
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峠を2つ越えたら、国道を横断したり、景色がのんびりしている割には、なかなかビワイチルートは複雑なんですね。1人だと何度も迷ったかもしれません。
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マキノはむかし敦賀から南下して通った場所です。湖岸に沿った古い道を進んでいく感じ。ブルベライダー氏には今津のセブンイレブンまでご案内いただきました。
ここから小浜へは、国道303号を直進です。途中まで道が広くて走りやすいんですが、山間部のトンネル2つが狭くてなかなかつらいです。クルマは多くはないんですが、大型トレーラーの比率が多くて、自転車を抜けないと後ろでプシュプシュ言ってるのですよ。
とりあえず鯖街道で福井県に入り、小浜に向かいます。
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まあ峠を超えるとすぐ道の駅熊川宿なので、蕎麦と鯖寿司でランチにします。
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道の駅の裏が鯖街道の熊川宿になっています。
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観光客も多くはなく、いい雰囲気です。宿場を流れる水路も風情がある。クルマと違って自転車なので街の中を進めるのもグッドです。ちょっと霧雨模様なんですが、まあ涼しいですね。
この先は、むかし訪ねた古寺2つを再訪します。まずは山深い明通寺。鎌倉時代の本堂と三重の塔が国宝です。
階段が長いので、参拝は省略しました💦

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続いて神宮寺。毎年3月2日、奈良東大寺二月堂に香水を送る「お水送り」神事を行っています。
草生した参道が美しいのです。でも、全く参拝客が寄らなさそうですね。。参道が長いので、私も参拝は省略しました💦
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海が近づくと、山とは天気が異なり、暑くなってきました。コーラを補給して再出発です。
小浜駅の近くに鯖街道の出発地という碑があるはずなんだけど、ウロウロして見つけたのがコレ。
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これでいいのかなー 雑誌で見たのは商店街っぽいところだったけど。
小浜の街並みは結構雰囲気ありますね。
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住友飼料ですって。会社名かしら。ブランド名かしら。
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白忠。創業三百余年。
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こちらは旅館でしょうか。平入の寄棟造り。立派です。

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三丁町。国の重要伝統的建造物群保存地区だそうです。

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三丁町を歩いていると町屋の軒下に赤い布で作られた物が吊り下げられていて、往来する人の目をひいています。

庚申信仰の「身代わり猿」だそうです。

小浜では、平成二十四年に庚申堂再建四十周年を記念して大きさが違う五つの猿を作り、各家の軒先に吊るすようになったそうです。

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で、陽射しが強くなり暑くなってきたので、かき氷で休憩いたしました。美味しいです。

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小浜からは国道162号で三方五湖に向かいます。

途中の海岸はリアスで入り組んでいて、美しい入り江を何度か眺めることができます。

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田鳥漁港です。犬熊とか阿納とか、聞きなれない地名が続きます。

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途中のトンネルは広い歩道があるので安心です。トンネル毎に和歌が掲示してありますが、なにかゆかりがあるのでしょうか。

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世久見トンネルを抜けると、三方五湖で一番大きい三方湖が見えてきます。

船小屋。湖岸が入り組んでいて道がなかったので、昔は船で移動していたそうです。

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夕方4時になると日が傾いてきました。

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今日の宿PAMCO。三方五湖有料道路(自転車不可)の入口にあります。アウトドア系の宿のようです。カヤックツアーとかやってます。

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このあたり高級宿ばかりで独り旅お断りの旅館が多かったのですが、ここは一人旅でも宿泊できました。

なんと、宿のなかでクラフトビールを作っているそうです。

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ということで、三方湖の見える食堂でカンパーイ!!

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美味しい料理を食べ尽くして、福井県を堪能したのでした。

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彦根から160km。なかなかの旅情旅でした。明日は琵琶湖に戻ってみます。

2022年8月13日 (土)

ミッション大弛峠ポンプ2022

連日の35度続きで、暑くて暑くて、自転車に乗る気がしません。思い切って出発しても1時間くらいで帰宅したくなります。若い頃は忙しいので週末はかなり頑張って遠出しましたけど、まあ関東平野は大体走りましたしね、無理に暑い中行かなくても。。ミッションがあるわけでもないし。。

と思っていたら、フォロワーさんが大弛峠を登ったときポンプを峠に忘れてきたので誰か回収してきて、という秘密のミッションを通知してきました。おお、魅力的なミッションだな。暑いから涼しいどこかに行きたいなぁと思っていた自分は、でも朝起きられなかったら無理だなあなどと思いながら、いそいそと翌朝の輪行準備を開始します。塩山駅の周辺にはいくつか温泉があり、これまで3回ほど入ったことがあります。明日、温泉入れるかな。


電車輪行の場合、神田6:00に乗れば高尾に7:04、高尾駅7:03に乗り換えて塩山駅8:12の到着のようです。うちは5時前に出ないといけませんね。ミッションに参加できるでしょうか。心配で眠れません。山梨は暑くて温泉入ってもすぐ汗だらけになりそうなので、温泉グッズはやめました。



朝、きちんと起きられました。

駅で18きっぷを買って、中央線に乗り込んでから「ミッション引受け」を応募します。仮に引受け窓口のブローカーをH氏とします。H氏とは、互いに顔も名前も知らないフォロワー同士ですが、絶対東独のスパイに違いありません。何だかいつも美味しそうなパンばかり食べているみたいだから。そもそも今回ミッションの「ポンプ」って本当にポンプなんだろうか。東側諸国の機密事項を運ばされる囮かもしれません。
駅のコインロッカーはすでに登山客が殺到していました。仕方ないので今日は持参したまま峠を登り降りします。北口の信玄像前でそそくさと自転車を組み立て、とりあえず国道140のファミマに向かいます。ここで標高300あるので、今日は獲得標高2000になる予定です。もちろん今日もサンダルSPDです。
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前回12年前に大弛峠をのぼった時は街からすぐの葡萄畑に自販機がポツンとあっただけでしたので、補給もしっかりします。距離は25kmくらいだった気がしますので、ミネラルウォーター500をボトルに、冷凍アクエリアス500を背中ポケットに、ソルティライチ500をハンドルバッグに備えます。
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窪平の昔懐かしい集落の中に「クリスタルライン」の看板があるので、左折すると早速ヒルクライムが始まります。道路は以前より改良されたようで、道幅が広くなっていますが、いきなりの急坂、なかなか厳しいです。このミッション、来る者を拒む難関から始まります。
日差しが強くて、葡萄畑で汗がタラタラ流れてきます。赤い鳥居と浄水場を過ぎると森になり、日陰になるのでホッと一安心。と思ったら、湿度が高くてやはり汗がタラタラ流れてきます。gpsを見ようと頭を下げると、ヘルメットの下のサイクルキャップから汗が滴り落ちます。ここまで汗をかくのははじめてです。このミッションは汗だらけです。
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大弛峠ヒルクライムは展望ポイントも少なく、途中の目ぼしい場所は乙女湖くらいです。
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ここまで笛吹川の支流を登ってきたのですが、この先、六本楢峠を過ぎると、峠までは昇仙峡の上流に沿って登ることになります。これまで自転車はほとんどいなかったのですが、急にロードバイクをたくさん見かけるようになりました。そういえば乙女湖の手前で自転車を積んだ車に何回か抜かれました。皆さん乙女湖の駐車場に停めて自転車に乗り始めるようです。塩山付近は夏暑くてつらいので、それが正解かもしれません。
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冷凍アクエリアスは、こんなに暑いのになかなか溶けません。まあ水分はたくさん持ったので大丈夫です。ただ暑いので心拍が高過ぎることのないよう、時々日陰で休むようにしました。まあ休まなくても登れるのですが、一応念のためです。ただ休むとアブがたくさん刺してくるので泣けました。
気づいたらギアが25が入らず、ゆっくる23で頑張ります。傾斜はずっと12%くらいあったような気がしますが、淡々と脚をゆっくり廻していればいずれは着くでしょう。
と言っているうちに、車道の路上駐車が増えてきます。これが見えたら峠まで直ぐですね。
整備された駐車場を行き過ぎて、峠で写真を撮ります。
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ミッションは、ここから少し歩いた山小屋です。依頼主は、ポンプを山小屋に預かってもらったらしい。山小屋の扉を開けて、店主に声をかけます。
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カレーください。
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あ、あと、まるまるさんの自転車の部品を引き取りに来たのですが。。
店主「はい、合言葉は?」
え?合言葉?なんだろう。秘密の合言葉なんかあったか?ここは山だから、川?いやいや、大弛峠の標高?2300くらい?なんだ??
大丈夫です。無事にポンプを回収してミッションコンプリートしました。
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さて、12時40分です。帰路の電車時刻表を確認すると、高尾方面が14時13分、15時14分、、一時間に一本のようです。途中で中央線と総武線に乗り換えて、平井駅から荒川CRで帰るとすると4時間くらいかかります。夕飯を家で食べるには14時13分の電車しかありません。大弛峠から1時間半で電車に乗れるだろうか。。
ということで、猛ダッシュで坂を下ります。ブラインドカーブは必ず原則。あと段差が多いのでパンクしないように注意しながら。
ミッションで回収したポンプは背中に入れてあります。バッグに入れると落としてしまいそうですが、背中なら大丈夫です。
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標高が高くて涼しい高原をあっという間に下り、森を抜け出て浄水場を過ぎると見晴らしがよくなるのですが、急に空気が熱風になります。わすか30分あまりで20度から40度の世界に降りてきました。まるでサウナの中を自転車漕いでるようです。信号も増え、じりじりの陽射しに耐えながら、塩山駅に着いたのは14時3分。。
慌てて輪行準備し、改札口まで駆け上りてホームまで駆け下り、とりあえず飲み物を買ったら電車が入ってきました。背中を確認したら、ミッションポンプはポケットに収まっていました。
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それにしてもこんなに暑いんじゃ輪行前に温泉入ってもやっぱり意味なかったですね。電車輪行のときは、温泉は涼しい季節に入らないといけませんね。まあ汗臭い状態で電車に乗るのは嫌なんですが、とりあえず迷惑にならないよう、ずっと立ったまま三鷹に向かいます。
三鷹駅では依頼主Hさんと改札口で待ち合わせ。ポンプを渡して、全ミッションをコンプしました。
きっかけが無いとなかなか行く気になればい大弛峠、今日はミッションのおかげで楽しい一日を過ごしました。

2022年5月 4日 (水)

初めての尾根幹と大垂水峠

フォロワーのPさんに「尾根幹に行ったことがない」と申し上げたところ、ご案内いただけることになりました。ありがとうございます。

GWのよく晴れた日、要町交差点での待ち合わせです。

実は山手通りを走るのも初めてでございます。

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上ったり下りたりしていたら、東中野を通り過ぎて渋谷へ。

国道246号は、学生時代に鹿児島まで自走したときに走って以来ですよ。

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多摩川にも自転車では滅多に来ないので新鮮です。

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これが有名な尾根幹。道は広いのですが、クルマが多く、信号も多いですね。トレーニングにはなりそうです。ロードバイクもたくさんいました。

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おお、富士山が正面に見えてナイスじゃないですか。

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終点から町田街道という道に入ります。

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高尾から、国道20号線で山梨県へ。実はここを自転車で通るのも初めてです。

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ゆるゆるとして登りやすい国道20号線。

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すぐに大垂水峠、標高は400ないので奥武蔵よりかなり楽な印象です。

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坂を下りると相模湖です。SWORKSのブルーが素敵です。

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もう一つ峠を越えて、ゼブラカフェという店にやってきました。

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自転車を店内に置けるので安心です。

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ボリューム感あるクロワッサンサンドイッチ。欧州でよく見かける巨大なタイプでした。

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津久井湖は素通り。数年に一度しか来ないのですが、いつも素通りです。

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帰路も尾根幹で脚をこき使いながら頑張りました。

今日のサイクリングは池袋で解散です。

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初めての場所が多くてPさんにはお世話になりっぱなしでしたが、楽しく160kmライドを走れました。
またの機会を楽しみにしています。

2022年4月15日 (金)

常陸大子周辺の桜巡り

常陸大子の桜巡りに行ってきました。

青春18きっぷで宇都宮から烏山線に乗ります。気動車です。

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終点の手前の滝駅で降り、自転車を組みたてます。まだ四月前半なのに暑いです。

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龍門の滝。

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桜と滝を同時に撮ることができず、残念です。

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烏山の町を過ぎて、那珂川を渡り北上します。西側の国道に比べて県道はクルマも少なく快適です。

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馬頭の町をショートカットして、国道461をスイスイ登れば、もう茨城県です。

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少し下って、相川集落の入口に案内板があるというので立ち寄ってみたのですが、、全く読めません。。。

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仕方ないから細い谷の集落をうろうろします。

たくさん桜が咲いていました。これかな?「相川のシダレザクラ」

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国道に戻り常陸大子の町を目指します。

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旧上岡小学校の桜。古い校舎と桜って、似合いますね。

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今日は快晴だし、満開です。 It`s a beautiful day!

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常陸大子の町では、おしゃれベーカリーとして有名な Michiru Bakery に立ち寄り、ランチを買います。

ちょっと目が飛び出るほど高いけど!!

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裏手の久慈川の桜並木を眺めながら、美味しいパンをいただきました。

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対岸すぐの 道の駅奥久慈だいご では、久慈シャモの焼き鳥をいただきました!

今日は鮎とアイスはパスして、すぐ桜ハント再開です。

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今日は太平洋岸の湯本温泉に入ろうと思ったのですが、この周辺の桜がきれいなようなので、あまり遠くに行かないことにしました。

まずは山越え。今日は461袋田経由ではなく、大生瀬の峠を越えていきます。

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長閑な里山をうろうろして、ちょっとした丘の頂上にあるのが、「小生瀬のシダレザクラ」です。

自転車と一緒に撮れるのは嬉しいです。

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ここからしばらく北上して、水戸黄門お手植えと言われる「下大野のシダレザクラ」。

こちらはとても有名なので観光客もたくさんいました。

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続いて県道195号を北上していくと福島県に入ります。ヘアピンカーブもある、なかなか険しい道です(楽しい)。

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久慈川沿いの北上すると、これまた巨大な「戸津辺の桜」です。高さ18m、周囲6.5mの樹齢600年を超える県指定天然記念物のエドヒガンザクラ。福島県では一番に花をつける早咲きの一本桜だそうです。福島駅最南部ですからね。

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見上げると神々しいですね。

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さて、温泉に入って帰りましょう。

この辺の温泉に入ってすぐ水郡線に乗ってもいいんですが、久慈川の新しいサイクリングロードもキレイなので、のんびり南下することにしました。桜並木に覆われた出来立てのサイクリングロードです。

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小さい集落にある、桜の木の下のバス停。絵になりますね!

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ということで、3時半に道の駅奥久慈だいごに再び到着。

ここの温泉に入ったことがないので、初挑戦です。

数人サイズのこじんまりした温泉でしたが、サイクリング後の温泉はとっても気持ちいいですね。

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常陸大子駅は、以前よりますます寂しくなって。駅員さんはいますけど、駅周辺の飲食店はすべて閉業(休業?)でした。日曜なのに。

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なんだか懐かしい雰囲気のホームで列車を待ち、3時間かけて帰宅しました。

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今日はちょうど100キロの春桜旅。楽しかったです。快晴の桜巡りは幸せですね。

2021年9月26日 (日)

ブロンプトンで北おおいたを周遊:メイプル耶馬渓サイクリングロードなど

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ブロンプトンで大分に行ってきました。飛行機輪行はブロンプトンが安心です。ブロンプトンだから、走行距離は割り切って一日数十キロにとどめ、ゆっくりポタリング気分でツーリングできます。ゆっくり起きて、ゆっくり寄り道して、余裕をもって宿に着くのです。 

飛行機輪行は、ブロンプトンと決めています。ロードバイクでうまくやっておられる方も多いですが、万が一の破損を考えると、頑丈なマシンがいいと思います。収納もめんどくさくないし。

いまはコロナ禍で空港バスが極端に少なくなっているので、電車で羽田空港に向かうことにしました。バスなら、バス停の前で折り畳み、空港に着いたらすぐ台車に載せられるのですが、電車輪行だとホームや階段を担いでいかなければならず、かなりつらくなります。輪行で一番大変なのは「担ぎ」ですね。

 

1日目 北九州空港から中津へ

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北九州空港はガラス張りのひっそりした空港で、連絡バスが数台発車したあとはガランとしてしまった。自転車を組みたて、水を買い、すぐ連絡橋に向かいます。

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これは見事な海上橋です。2キロ以上あります。これほど長い橋を自転車で渡る機会はあまりありません。去年の宮古島以来か。誰もいない歩道をゆっくり渡ります。車道をロードバイクで快走してるひとがいたけど、なにかあって海に落ちたら助けてもらえないかも。

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九州本土に着いたらトヨタの巨大な工場を抜けて、国道10号線まですぐです。JR沿いに旧道を南下することにしました。あまりランチできそうなところがなくて、途中のローソンでカレーパンを食べたあと、中津まで30km幹線国道を走るのは嫌なので行橋駅から輪行することにしました。

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地図を見ると三毛門駅から中津へ旧道があるみたいだったので、無人の三毛門駅で下車。カボチャが日本で初めて栽培された土地とのこと。

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趣のある旧道を進み、中津川を渡るとすぐ中津城です。

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時間があるので街並みをぐるぐる回って、4時過ぎに中津駅前のホテルに。

からあげが名物らしいんですが、テイクアウト主体のようです。ホテルから徒歩数分の店で買ってホテルに持ち帰ってみたら、柔らかくて美味しい。とても美味しいからあげでした。

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それにしても中津駅前は空き地だらけで、人も歩いてなくて、ちょっと寂しかったなあ。

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2日目 中津から日田へ

今日はこの旅の主目的、メイプル耶馬渓サイクリングロードを走ります。耶馬渓鉄道は中津駅から県道沿いの歩道になっているようなのだけど、歩道を走るよりもいいかってことで、途中まで旧日田往還を走っていきます。メイプル耶馬渓サイクリングロードは山国という集落で終わるのですが、そこから車の少ない県道の峠道を越えれば、日田の中心部まで簡単にアクセスできます。

中津からは、指定のサイクリングロードではなく、南に向かって県道110を進みます。突き当りの山国川に出たら標識があって、いわく、この付近は律令時代の水田区割りが残る珍しい地域だとのこと。県道655や国道10が直線状なのは、これらが旧官道だからのようです。江戸時代の街道をたどっていて、平安時代の空気にも触れてきたのでした。

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途中の臼木集落でメイプル耶馬渓サイクリングロードと交差しますので、右にそれてそこからサイクリングロードを走ります。

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私のほかにはひともいなくて、落ち葉も多くて、トンネルが続くあたりなどは薄暗くて怖いくらいです。サイクリングロードの路面には枝がたくさん落ちていて、ほとんど利用者がいないことをうかがわせます。ブロンプトンの太目のタイヤですから安心ですが、ロードバイクだとちょっと辛いかもしれません。

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ちょっとだけ国道と合流し、右手の樋田という古い集落を抜けると目についたのが非常に立派な石の橋です。

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耶馬渓橋。さすが九州ですね、これほど立派な橋は本州ではほとんど見たことがありません。行ったり来たりして写真をたくさん撮ります。

そこから信号を超えるとすぐ青の洞門です。前回来た時も思ったけど、対岸は平地なので、右岸にわざわざトンネルを掘る必要があったのだろうか、と感じます。。。

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まだ観光客がいない耶馬渓、午前中は日陰になってしまうのですね。お店もやってないし、サイクリングロードをそれて近くの羅漢寺に寄ってみることにします。

しかし羅漢寺、せっかくですが案内図を見ると道が険しそうなので時間がかかりそう。日田往還が主目的のライドなので、今回はあきらめます。

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国道500号線で「道の駅耶馬トピア」に寄って、饅頭をいただきます!そのあとソフトクリームを所望したら、まだやってないとのご返事。残念です。

メイプル耶馬渓サイクリングロードに戻るために山国川を渡ったら、上流に風情のある石橋を発見。さっそくアタック。

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ひっそりとした羅漢寺橋に見とれてしまいます。こんな石橋がたくさんあったらなかなかサイクリングが進みませんが、今日は50キロしか走らないので、いくらでも観光できるんです。

でも、いい加減がちょうどいい。ありがとうございます。

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メイプル耶馬渓サイクリングロードの廃線跡は、日田往還の国道212号線の対岸を走るようで、のんびりした山村気分です。途中の平田で駅跡や石橋を見たりしながら、ポタリングを楽しみます。

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途中でトンネルを出たら突然の橋で山国川を渡ります。ここが有名な撮影ポイントですね。3年前のアドリアサイクリングロードのイタリア区間に似ています。

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渓谷を見ながら橋を渡るとサイクリングターミナル。ここがメープル耶馬渓サイクリングロードの拠点なのですね。ちょっとお手洗いを拝借して、私は先に進みます。ブロンプトンでもビギナーよりはグイグイ進んじゃいますので。

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「道の駅やまくに」でランチしようと思っていたのですが、サイクリングロードの対岸なんですね、ちょっと迷いながらたどり着き、また「からあげ」をいただくことにしました。

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道の駅を過ぎたらすぐ山国、つまり耶馬渓サイクリングロードの終点です。鉄道の終点だっただけあって、盆地の集落としては大きめだけど、ひっそりとして時の流れを感じさえるたたずまいです。

ここでサイクリングロードを終えて、日田往還を進むことになります。日田往還は日田に続く車の多い国道212号ではなくて、すぐ近くから分岐する大分県道720号線になるようです。

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720号に入ったらなかなか気合のある坂ですが、石積みの美しい集落を抜けながらゆっくり進みます。途中で日田市に入りますが、それでも登り続けます。山の中なのに田んぼが見えてきて、その田んぼが広くなったあたりが平らなんですが、いつの間にか傾斜がマイナスになっています。かなり平たい峠なんですね。伏木峠。標識も何もない平地でした。

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伏木を過ぎたら県道は山道に戻って急斜面を下っていきます。途中で製材所をいくつも見つけました。天領日田の日田杉なんですね。旅情を感じます。

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日田街道は県道が終了したあとも細い市道となって延々と続きます。大分自動車道をくぐり、国道バイパスを渡ると桝形が出てきて、江戸の街っぽさを感じながら花月川に出ます。対岸が日田の有名な豆田町の街並みです。

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建物が美しい草野本店は残念ながら改修中でしたが、美しい町並みをポタポタしながら、薫長酒造でアイスを食べました。

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日田駅から亀山公園を経て三隅川の中州を渡って、かんぽの宿日田へ泊ります。今日の走行は67km。温泉に入ったあと、美味しいアユ、日田牛しゃぶしゃぶと栗ご飯でゆっくりしました。

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3日目 豊後森から宇佐へ

宿で湯豆腐を食べて出発。

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すぐ近くにある寝台列車の展示に気づかず、日田駅に直行しました。

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日田駅からは九州横断特急に乗り30分で豊後森へ。わずか25キロだがブロンプトンで国道のトレーラーと競いたくないですしね。途中の天ヶ瀬駅前では天ヶ瀬ストアの店員さんたちが手を振ってくれましたが、恥ずかしくて返せなかった。でもありがとうございます。

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豊後森駅、以前来たときよりキレイになっていましたが、ひとがいなくて寂しいです(まだ朝だから)。

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以前、駅裏も見かけた豊後森機関区が保存地区になっているので、訪問していました。以前よりガラスが割れていましたが、キレイな蒸気機関車と案内所が増えていて、訪ねるにはよくなっています。

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さて今日は国道387号で宇佐に向かいます。

大分自動車道の下にある「道の駅童話の里くす」でアイスを食べ、あんぱんを買います。いまウィキペディアをみたら、「施設横には、陸上自衛隊玖珠駐屯地から日出生台演習場間を結ぶ、コンクリート舗装された公道があり、地元では戦車道と呼ばれている。アスファルト舗装では戦車のキャタピラによって舗装が傷むので、コンクリート舗装されている。道の駅や玖珠町のホームページ等で走行予定日が予告されており、戦車などの自衛隊車両を見学することができる。」ですって。」

ここからの国道がどんな道なのかわかりません。広いのか、トラック多いのか、坂はキツイのか。。

とりあえず出発すると、国道がとつぜん風情のある集落を通ります。森藩の城下町なんですね。。

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国道に出たらすぐ森川沿いの旧道を見つけました。これをたどったら「清水瀑園」とあり瀧があるようなので行ってみましたが、森のなかを10分以上歩かされたあげく、「行き止まり」があって、戻ります。なんだか無意味な時間でした。残念。

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そこからちょっと激しい坂を登ると国道387に合流です。

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国道の傾斜は緩く、七福神のあたりが峠のようです。

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つまり今日のピークはもう終わり。日出生川・温見川・恵良川・駅舘川沿いにくだっていきます。西椎屋の滝という看板がありましたが、さっきの滝で懲りたので通過します。でも今調べたら「落差86メートルで西日本一の名瀑」だそうですよ。通過してがっかりしました。

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下り坂の途中で「宇佐のマチュピチュ展望所」というのに通りかりました。

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高台に昇って振り返ると、まさにマチュピチュにしか見えないですね。。。

坂をくだって平野部に差し掛かると「USAバーガー」ののぼりがたくさん。ピットインしますが、普通の農家さんがハンバーガーやってるんです。

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美味しく東京なら2倍の値段が取れるおいしさでした。

ここから下るといくつかの石橋を目にします。日本の石橋の4割が大分県にあるそうですよ。

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鷹岩橋、富士見橋、、車の列に並んで高速で走っていたのでつい通過してしまいました。荒瀬橋は、とても高い橋でした。どの石橋もとても美しく、今回の旅目的を石橋めぐりにしてもよかったかなぁと思いました。

この先、地図で見かけた「王さまのぶどう」というソフトクリームが気になったので、387からそれて、東側から攻めてみます。昨日羅漢寺で走った国道500号を東に向かい、深見川を渡って左に近道してみたら、「鯰絵」で有名な集落のようです。安心院というところ。民家や商家に見事な鯰絵があちこちに書いてあって、それがきれいに残されていて、とても満たされた気分になりました。

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その先、ブドウ農園の標識をみて間違えて急な山道を頑張って登ってしまったのですが、お目当てのソフトクリーム店は全く別のようおう。気を取り直して県道42を進んだら、すぐのところにソフトクリームがありました。

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美味い。納得の味です。

「王さまのぶどう」から山道を下っていったら、鳥居橋というこれまた立派な橋。国道だけ攻めていたら見どころを通過してしまうから惜しいですね。

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国道10号を右折すると北宇佐の交差点。ここは、宇佐神宮の「西参道」の分岐点で、宇佐神宮まで直進する古い道が伸びています。昨日、中津で古代の官道を見ましたが、国道10号や補完する県道が直線状なのは、古代官道のなごりなのかもしれませんね。

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久しぶりの宇佐神宮は、コロナ禍ですいていました。

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今日は宇佐駅そばの温泉宿に泊まります。

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走行距離は59キロ。観光しながら慌てない旅、とても心地よいです。

誰もお客さんがおらず、貸し切りの温泉に入って、「大分牛」のすき焼きと「関アジ」を頼みました。アジは巨大で、3人前はありました。おなかいっぱいです。

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4日目 ブロンプトンで国東半島

豊後高田、30年前に来たときは「平凡な」街並みだったので全く気に留めず通り過ぎた街です。全く記憶がありません。しかし今回きてみたら、懐かしい景色に驚きました。

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復元された昭和の博物館もあるのですが、商店街が「現役」で、とても魅力的です。観光客向けに作られた街ではなくて、一般の商店街なのがいいのです。今日は観光客もおらず、なおさら自然な感じがしました。

https://www.showanomachi.com/special/syotengai.html

 

国東半島で最も有名なのは、富貴寺です。国宝建築で有名なのですが、なかなか国東半島に来る機会がありませんでした。長年の念願の参拝です。

国東半島は、火山です。丘陵地と谷が放射線状に海岸に向かって伸びていきます。富貴寺への参道も、火山が形成した美しい谷間を登っていくのですが、かなり路面が荒れています。タイヤの太いブロンプトンでよかったです。蕗川に沿って細い谷をつたっていくと、坂が急になる前に富貴寺です。この先に店があるとは思えないので、門前の昭和な土産屋で蕎麦を食べておきます。

 

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短い階段を登って山門をくぐると、そこはすぐ国宝の富貴寺大堂です。宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と合わせて、日本3大阿弥陀堂と呼ばれています。宝形造の美しい造形に見惚れてしまいます。よく見ると、当初の彩色がうっすらと窺い知れます。

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富貴寺からは両子寺を目指します。南の県道34でぐるりと遠回りした方が坂が楽そうなんですが、飛行機の時間まであるので、ゆっくり坂を上ってみることにします。

県道665を登り、いったんくだり、県道29に出ます。並石ダムを過ぎると、集落の中の13%の坂を直登します。ブロンプトンで荷物をたくさん抱えた身にはつらいです。

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重い。つらい。でも、どこでも走れるぞブロンプトン。脚を着かずに頂上まで登り切りました。地蔵トンネルを2つくぐると、道は急な下り坂に。せっかく稼いだ標高は急に損なわれます。残念です。複雑な交差点を左折すると、両子寺はすぐでした。

ポスターで見かけた仁王像は、駐車場より下にあったので、観光客が少ないです。深い森が印象深くて情緒があります。

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ここは山頂に近いので、どちらに進んでも海まで下りです。飛行機になる前に道の駅あたりで温泉に入りたいので、県道29号で東に向かうと、途中から長閑な水田地帯に出ました。この長閑な雰囲気はいい!その真ん中に弥生遺跡があったので寄っていきます。

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そこからすぐ海に出ると、国道よりも海側に伸びるサイクリングロードを見つけたので、海岸沿いに道の駅まで進みます。結構整備されているサイクリングロードでした。「くにさきサイクリングロード」と呼ぶみたいです。

https://www.city.kunisaki.oita.jp/soshiki/kanko/kunisakicycle.html

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南下して、サイクリングターミナルの在る道の駅くにさきでは、珍しい太刀魚丼を食べました。今回の旅は郷土料理に恵まれてよかったなぁ。

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道の駅から大分空港までの間に温泉がいくつかあったのですが、日帰り入浴をやっている気配がなく、空港まで着いてしまいました。空港手前のコンビニでアイスを食べ、空港前の土産屋でソフトクリームを食べてから、空港でまたソフトクリームを食べました。

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国東半島は激坂だったけど、今日も楽しくツーリングを終えることができました。59km

空港の奥に見つけた足湯に入って、夕飯に弁当を買って、今回の旅はおしまい。

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海上の橋、耶馬溪サイクリングロード、国東半島などなど、ずっと訪ねたかったいろんな土地と、たまたま通りがかって出逢えた素敵な街並みや石橋。楽しかった。これにつきますね。

2021年8月17日 (火)

仙台亘理自転車道(14年ぶり)

仙台亘理自転車道は、岩切駅付近の七北田川から亘理駅付近の鳥の海まで続いています。(名取川以南は経路不鮮明)

前回訪れたのが2007年です。この夏は14年ぶりに走ってみることにしました。以下写真はおおむね2枚セットで、一枚目が2007年、二枚目が2021年です。

 

福田町駅付近の七北田川。対岸が陸前高砂です。仙石線の鉄橋は、昔とまったく変わっていませんね。

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最下流の高砂橋を過ぎると、南蒲生浄化センターが見えてきます。

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七北田川の河口手前から、伊達政宗が作ったという貞山堀が南下します。
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かなり豊かだった松林は、2011年3月11日の津波で、流されてしまいました。

自転車道は全面的に作り直され、走りやすくなっています。

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荒浜で海に出てみると、広い砂浜は変わっていませんでした。空も広いです。

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貞山堀に作られた船着き場。いまも釣り船が10隻くらい停泊していました。

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名取川を渡る閖上大橋は、昔とかわらず、相変わらずのひどさです。

道は狭くトラックが異様に多い。自転車道は河口側からくるのに、歩道は上流側。車道を走るのも、道路を渡って歩道を走るのも困難。これほど自転車に冷たい。

運よく、今日は車道が渋滞していたので、クルマに挨拶して車道を走らせてもらいました。

橋を渡るとすぐ左折して、名取川左岸に入ります。

写真は名取川河口。現在は「かわてらす閖上」ができており、食事や買い物で休憩することができます。

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日本最北端のシラス丼を食べました。

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名取川の河口にて。津波到達点が土手よりも高い場所にあります。

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閖上の街は、あまりに変わってしまっていて。

むかしの閖上漁港には漁船がたくさんいました。

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実は貞山堀は名取川の北だけでなく、南にも続いています。

むかしも道に悩んだのですが、仙台亘理自転車道のルートは今もさっぱりわかりません。

仙台空港の赤い橋だけは健在でした。仙台空港も津波にのまれたのでしたよね。

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数多くの避難所(小高い丘が古墳のようにたくさん造成されている)をたどりながら、阿武隈川に到着しました。

亘理大橋を渡ると、亘理町です。

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亘理大橋から阿武隈川の河口を望みます。橋脚の影にできる中州は形が大きく変わっていますね。

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阿武隈川右岸の土手から見る河口です。

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街も農地も全くなくなってしまった、鳥の海。堤防がかさ上げされています。

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前回は鳥の海の前でいくら丼を食べたのですが、集落自体がなくなっていて、新築の家がちらほら。食堂はありませんでした。

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今日は亘理駅から輪行で帰ります。
岩切駅から亘理駅まで50kmばかりのサイクリングでした。

これからの復興を期待しています。

2021年5月16日 (日)

時坂へ

ネットで「都内なのに眺望がよい」と言われている、時坂へ行ってみました。

クルマの少ない時間を狙って、朝5時に岩淵水門を出発します。

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環八→富士街道→青梅街道が標準的なルートでしょうか。

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富士街道は練馬春日町から西部柳沢を結ぶ古い道で、ほどよい狭さのために車が遅いので、自転車にはいいかもしれません。

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東大和からは玉川上水沿いに拝島を目指します。ほとんど土地勘がないので、このルートは大事です。

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拝島駅を過ぎると、広い道に入って武蔵五日市へ。多摩川を渡るあたりからローディーが増えてきました。

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五日市から久しぶりの山道に入ります。むかし何度か都民の森を目指したときに走りましたね。

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橘橋で、ふだんと逆に右折し、払沢の滝方面に向かうと、すぐ豆腐屋があります。

ここは初めて来ますが、ネット情報では、豆腐屋の左を登ると時坂に行けます。

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山の中で見かける自然の藤は美しいですね。

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ちょっと登ると、狭い谷に民家が何軒か建っていました。

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道路は結構な急斜面に付けられています。

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見晴らしがよいところに出ると、すぐに茶屋があって、その向かいが峠のようです。ちょっとした初夏の展望がさわやかです。

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まだ10時前。テレビで紹介されていた蕎麦屋さんの開店まで一時間以上あるので、すぐに降りて帰宅することにします。

もちろん、ちとせ屋で豆乳と豆腐ソフトをいただいてからですけどねー

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帰路は青梅街道の田無街道あたりの渋滞に巻き込まれ、難渋してしまいました。

環八経由はあきらめ、光が丘経由で荒川に出ることにしますね。自転車走行帯があって走りやすかったです。

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自宅から時坂まで往復130kmちょっと、午後2時過ぎには帰宅できて、まあまあなサイクリングでした。

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さっき通ってきたあたりは、夕方には雨になっています。今年のGWは、なかなか不安定な天気で、遠出しずらい天候でした。

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