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2023年11月24日 (金)

紀伊半島の東海岸を行く(2)リアス海岸の九鬼へ

紀伊半島ライド2日目。11月末の朝は寒いのでゆっくり出陣です。

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今日は42号線をたどって、尾鷲から311号でリアス海岸に入る旅です。16時半には日没なのですが、照明もガードレールもない地域に行くので、日没前に到着することが目標になります。

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今日のルートは概ね「熊野街道いせ道」沿いになります。山道や石段の場合は国道42号を走ります。

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伊勢茶ですね。

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街道の街並みは懐かしさが漂います。

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旧街道は踏切が多いです。紀勢本線の普通列車。

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街道の標識が整備されていて嬉しいです。

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三瀬谷の道の駅は大きな町のなか。ここからすぐ渓谷になっている宮川を昭和9年の橋で渡ります。宮川はここから右側は山奥に進んでいきます。熊野街道と国道42号線は概ね海沿いになりますので、ここで宮川からお別れです。

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また紀勢本線の踏切です。これは特急でしょうか。

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熊野街道が無理な区間は国道を進みます。トレーラーも通りますが多くはなく、意外と自転車天国です。

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紀勢自動車道と大内山牛乳パックです。

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荷坂峠が分水嶺。このさき数キロで海なのに、この手前に降った雨は遠く伊勢まで流れていくのです。

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峠を下るとすぐ道の駅「紀伊長島マンボウ」。

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びんちょうマグロのレアステーキ丼。¥1100。

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マンボウフライ(単品) ¥780。

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さて食後に南下すると、赤羽川に面白そうな橋を見つけました。

町営江之浦橋ですね、行ってみましょう。

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回転灯が回ると 橋が上がります

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斜めに開く橋は多いですが、上下に開く橋は珍しいですね。

先年訪れた筑後川昇開橋を思い出します。

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とことんマンボウがシンボルらしい。

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さて国道42に戻ると、いくつかのトンネルは左側に旧道があり、自転車は安全に通過できます。

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といっても、紀伊長島から南の自動車道は無料になっており、国道はガラガラなのですよ。

また道の駅があったので寄ってみます。

道の駅「海山」。何県のどこにあるのかサッパリ想起できないネーミングです。銚子川が広々して気持ちいい。

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お腹すいてないので、カフェでドリンクを頂きました。

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国道42号は何度も熊野古道と交差します。階段なので自転車旅ではすべて通過することになります。

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深い山を過ぎると、尾鷲の大きな町に到着です。駅は国道からは不便なところにあるのですね。

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30年ほどまえ、尾鷲駅を降りて竹林を見学したことがあります。

国道に戻って、大きなパチンコ屋と回転寿司の駐車場の奥に、「土井の竹林」はありました。

昔はもっと田舎っぽい記憶があるので、国道も無かったのだと思います。

敷地は観光案内みたいなものもなく、入っていいのかもわからず、竹林まで行かずに戻りました。

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さて、紀伊リアスに行くには、国道42号から分岐して左に進む必要があります。

最も北の九鬼に行くには深い山をたどる必要があるのですが、現在は国道311でトンネルが結んでくれます。

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分岐にコンビニがありました。

この先、商店が一切ないようですので、おやつを買いました。結構かさばりますw

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2300メートルの八鬼トンネルを出ると、さっと海岸まで降り、もう九鬼の港です。

道路にガードレールが無いのですね。海が近い。

晩秋の陽光はすでに傾いています。

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とりあえず海沿いに九鬼の街の最奥まで行ってみました。

小学生たちが港でサッカーやってた。

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では帰路は街並みのなかを進んでみましょう。

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すこしクネクネした海岸線に並行して小さな小川が流れていて、その両側に古い家が並んでいます。

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各家に端正に塀が備わっています。

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この一角は塀が低くなり、家同士で会話もできそうですね。

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古い商店に自販機が。

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懐かしいHI-C。そしてアンバサ。

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九鬼の街をひととおり見てから、今晩の宿に向かいます。

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小さな坂を上って、トンネルに入り、坂を下り、入り江の集落を走り、また坂をのぼる。の繰り返しです。

早田、三木浦、三木里と、港を通り抜けていきます。

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ガードレールもないし、街頭もないので、陽が沈んだらちょっと困ります。急ぎましょう。

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賀田の集落です。

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海からすぐそこが崖になっています。階段集落マニアには楽しい街かも。

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賀田の駅を過ぎて、曽根集落を過ぎたら、トンネルに入らず、細い道をたどります。

細い岬を回り込んで、細い小さな入り江にたどり着きました。

梶賀の港です。

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今日の宿は、港の中にある民宿「勝三屋」です。

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静かな港ですね。

こういう静かな集落が日本にもあるんですね。

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このリアス海岸、鉄道だとトンネルばかり。

やはり情景を味わうには自転車旅が最適ですね。

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翌日は、新宮を経て串本まで走ります。

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