紀伊半島横断② 有田川をさかのぼって山深い高野山へ
紀伊半島横断に向けて、昨晩から有田市に前泊しています。
旅館の前は有田川。そして鮎供養塔。
今日は有田川をさかのぼり、高野山を経て、五条あたりに泊まろうと思っていたのですが、宿が橿原神宮しか取れなかったので、100マイルライドになりそうです。
このコースは和歌山県の推奨ルートでもあります。
いずれにせよ、有田川をさかのぼるので、せっかくだから河口を見に行ってみました。
JR藤波駅・阪和自動車道有田ICのあたりに廃線跡を見つけました。自転車道になっているのでここをたどります。
こいのぼりの季節ですね❗
駅跡には園児の絵が施されていて楽しいです。
有田川鉄道公園というところで自転車道は終わり。
SLが飾ってあるだけでした。
(いま調べたら有田川鉄道交流館というのがあって、気動車が走っているようです。よく調べればよかった)
有田川の上流に向かうのは国道480号なんですが、最初は山の中をショートカットするようなので国道424で川沿いに進みました。
途中から左に渡っていかなきゃいけないんですが、ちょうど有田川と修理川の合流だったのできづかず424を数キロ行き過ぎてしまいました。
ちょっと戻って川沿いの寂しい道を進みます。ロードバイク25Cだとちょっと不安です。
数キロで国道480に合流。和歌山県が設置したサイクリングコースの青いペイントが目立ちます。ただし自転車は全く見かけませんでした。
深い山に細い国道。いかにも紀伊半島の雰囲気です。サイコー。
紀伊半島は木材のエリアでもあります。
途中でいくつか吊橋を見かけました。
この三日間はずっと東風。だからずっと向かい風。
あー高野山まで60キロもあるのかよ。。
この素晴らしい道路を独り占めでいいのかなぁ
バス停がときおりあるけど、集落は橋を渡った対岸だったりします。とてもいい風情です。
二川ダムにかけられた吊橋は、とりわけ大きいです。
国道480号のメイン名所は「あらぎ」です。まずは腹ごしらえに道の駅「あらぎの里」へ。
それにしても小さいし、すいてますね。。
唐揚げの定食を頂きました。
この国道は飲食店が全くなにので、道の駅は貴重です。
あらぎ島。蛇行する有田川と棚田を見下ろす素晴らしい情景です。
サイクルスポーツ誌「和歌山サイクリングガイド」で紹介されていた「有田川エリア」の雄大な写真を見て、今回のコースを決めたのです。
実はちょっとだけ上流の対岸に道の駅「しみず」があるんですが、キャンプ場メインの設定のようですので、サイクリングで通る際は寄らないと思います。
有田川を何度も渡ります。森、谷、橋、村の連続です。
この花園集落が最後の自販機になります。この先もキャンプ場はいくつか見かけたので、ひょっとしたら自販機があるのかもしれませんが。
深い谷を見下ろす高所までいったん登るんですが、その後、水面までくだります。
最後は広い直線道路を登り続けると高野山です。このルートは国道なのに車がほとんどいなくて快適でした。
さっきランチさいたので、高野山では豆腐屋であんみつを食べました。
きれいなまん丸い器。
蓋を開けると、抹茶ごま豆腐!
金剛峯寺はようやく桜が咲いたようですね。ちょっと寒いです。
紀の川まで長いくねくね道を下ってきました。今度は暑いです。
北岸の国道24はクルマが多いので、南岸の県道55を東に向かいます。
この小さい橋で、和歌山県から奈良県に入ります。
京阪奈自転車道の一部を構成するようですね。のんびりしていて走りやすいです。
五条から宿泊地の橿原まで行くルートは、国道24、JR沿いの県道120、あと大淀から国道169に入るのが一般的だと思うのですが、夕方で危ない時間なので、クルマがいないであろう壺阪寺経由にしました。160キロライドの最後に登坂です。そしたら県道269というのが藪漕ぎみたいな道でしたので、ちょっと夕方に登るには適さなかったです。まあ低い山なので押し歩いてもなんとかなるでしょうけど。
夕方5時の壺阪寺。もう門は閉まっていました。。。
山を下りて、懐かしい斑鳩の村々を通り抜けて、近鉄沿いに北上すれば橿原神宮駅です。
今日は駅前の豪華ホテル。ここしか空いてなかったの。。。
ということで、旅情あふれる和歌山有田川サイクリングルート、無事に制覇しました。
明日は紀伊半島横断の続きになります。
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