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2022年11月

2022年11月23日 (水)

唐津ー観音峠ー佐賀ー徐福サイクリングロードー筑後川昇開橋(ブロンプトンの旅)

朝起きて食堂に行ったら、松浦川の対岸の山並みから太陽が顔を出してきました。

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朝日に照らされたウォーターフロント。なんだか贅沢な朝食です。

ご飯に塩辛を載せてお茶をかけて食べる郷土料理が美味しかったです。

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さーて、佐賀サイクリング最終日は佐賀空港までひとっぱしりですよ。

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昨日も走った虹の松原。朝はクルマがまだ少ないのですが、実は幹線道路なのでゆっくり景色を楽しむ感じではありませんね。

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唐津道路を超えると急に長閑な街道になります。

この玉島地区のファミマが最後の補給所でした。

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けっこう険しい国道323号、途中のバス停も「鮎返」でした。

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こちらのバス停は「林の上」。山深い様子がよくわかりますよね。

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ブロンプトンでのんびりポタリングをしておりますっ!写真だと急傾斜に見えますね。ほんとはもっと急傾斜です。

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観音峠。日本海と有明海の分水嶺です。ここから佐賀市に入ってダウンヒルですよ。

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何キロも続く湖は「富士しゃくなげ湖」と呼ぶらしいんですが、ダムの名前は嘉瀬川ダム。この川はまっすぐ流れて有明海み注ぎます。

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富士町というところからこの国道323号の対岸に国道263が並行するのですが、道の駅大和は263沿いにあるので嘉瀬川を渡ります。

そしたら急に車が増えてきて走りにくい。みんな福岡から佐賀になにをしにくるのだろう。

とりあえず道の駅大和で名物ジェラートを食べたあと、順番が逆ですがランチとします。

キッチンカーで買った広島風お好み焼き!嘉瀬川を眺めながら美味しく頂きました。

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ここから先は街に入ります。歩道や旧道を駆使しながらスイスイ進みます。

佐賀空港までド平坦なのですが早く着きすぎても時間を余らすだけなので、途中でペースを落としました。

競技場が建設中のようです。

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さらに進むと佐賀駅です。

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さらにさらに進むと佐賀城です。お堀のなかにいろんな施設があってよくわかりません。佐賀城公園、佐賀県立博物館、佐賀県立美術館、佐賀城本丸歴史館、、、なんだか面倒なので徐福サイクリングロードを目指すことにします。

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佐賀城の周囲は小さな運河がたくさんあって風情があるんですが、10月なのに暑いので通り抜けてしまいました。

普通の住宅地で風景写真を撮ってたら怪しいですしね。

大隈重信生家もすぐそばを通ったまま気づかず。。

旧国鉄佐賀線跡の道路をたどって、徐福サイクリングロードに。

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ここは佐賀からローカル線が伸びていたらしいんです。住宅地のなかなんですが利用者が少なかったらしく廃線になってサイクリングロードに。

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直線状のサイクリングロードに長い長い桜並木があるので有名。一度来てみたかった場所です。(佐賀って滅多に来ないよね!)

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筑後川にぶつかる地点で徐福サイクリングロードは終わり。

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そこに存在するのは、、筑後川昇開橋です。

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筑後川は広いなー こないだ日田で泊まったホテルの目の前の三隅川が福岡県に入ると筑後川になるらしいです。

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橋の中心に係員がいるので、橋の昇降は見たいといえば見せてもらえます。

筑後川の対岸には大川テラッツァという休憩施設があるというので、暑いから1時間くらい休もうと思ったのですが、オープンテラスしかない。暑い。暑いです。

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走ってるほうがまだ涼しいので、映画「のだめカンタービレ」撮影ポイントとか見物して、筑後川の中州である大中島を一周したりしました。

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昇開橋は岸から見たほうが美しいですね。

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暑いから飛行機に乗る前に温泉に入りたかったのですが、ここにあった温泉は廃業してたので、とぼとぼ空港に向かいますよ。

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河口橋はとても高いです。見渡す限り有明海の干拓地。まったいらな土地に大型船がくるのでしょうかね。

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ということで本日の走行距離80キロで九州佐賀国際空港でゴールしました。

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次の飛行機まで3時間あるので、ひとつしかないガラガラレストランで超早い夕飯を食べました。

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佐賀空港から羽田に向かう飛行機もガラガラ。おかげでゆっくり旅の余韻に浸ることができました。

今回の二泊三日のブロンプトン旅。佐賀の行きたいところ全部行けて、とても楽しかったです。

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小貝川を源流から終点まで走破しました

利根川を越えた先でいつも走っている小貝川ですが、源流部には行ったことがないので、晴れた秋の日に始点から終点まで走ってみることにしました。

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東北本線の宝積寺駅。最近キレイな施設ができたのですがいつも早朝なので全く様子がわかりません。

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とりあえず西に向かいます。小貝川の支流である五行川(本流である小貝川より大きくて長い)が形成した緩い平地が拡がっています。

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温泉併設で有名な道の駅たかねざわも華麗に通過して、ブドウ畑を登ります。この地点が小貝川の起点の丘になります。

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小貝川源流入口。栃木県那須塩原市になります。

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小貝川源流は小貝池とされています。

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池の上流には養鶏場がありますが私有地なので湧水点などは見ることができません。

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さあここから利根川合流まで全長111kmの小貝川の旅に出かけます。

国土交通省による流域図はこちら

一応下流に向かって下るんですが、ほとんど平らです。

この細い水路が小貝川でしょうか。ほとんど水がありません。

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数百メートル下るとちょっと水が出てきます。

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のどかな谷間の県道を走ります。

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初めて「小貝川」と書いてある橋を見かけました。

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このあたりからはどの橋にも小貝川と書いてあります。

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市貝市役所のところに広い県道交差点があり、道の駅もあったので寄ってみました。

まだ朝早いのでジェラートだけで我慢します。

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山間部から出て街も近いからか、県道のクルマも増えてきました。

小貝川自転車道なるものを見かけましたが、たぶん300メートルくらいしかないんじゃないかな。

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益子の駅は寄らずに裏側をくねくね、文化遺産的な鉄橋は真岡鉄道です。

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この南にはコスモス畑が広がってきました。小貝川も川幅10メートル以上あり、いつのまにか立派な河川です。

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11時。今回は賑わっている道の駅ましこでランチすることにしました。

1時間近く待って、栃木県産ポーク御膳を頂きました。とても美味しいんですけどロングライドの昼食待ち時間はもったいないですね。

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真岡に近づくと距離標が出てきます。

「小貝川77.2km」ですって。

利根川合流までの距離かと思ったら違ったんですけど、、その話はあとで。

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キリのい60.0km地点で筑波山を背景にカシャっと。

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小さな小さな牧場が河川敷の外にありました。

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水戸線をくぐって、五行川と合流するあたりは高速ではしりぬけます。

「小貝川ふれあい公園」はちょうどコスモス満開でした。

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五行川合流点より南は右岸を走らないと迷子になってしまいますよ。

年に何回も来ている福岡堰で筑波山を背景に記念撮影。

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水海道を過ぎたら右岸は工事だったので強制的に左岸に。

このあたりは、江戸時代まで鬼怒川が小貝川に合流していた地点です。

もっというと、下妻から下流の平野は縄文時代には海だったそうですよ。。

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大河っぽくなってきた小貝川。

平野で蛇行だらけなのも歴史を知ればよくわかります。

平成になってからもこのあたりで決壊しましたね。

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守谷市街をかすめて稲豊橋を過ぎると、間宮林蔵のお墓が小貝川土手から見えます(写真の大きな木の下)。

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常磐線鉄橋の手前の旧6号線(旧水戸街道)の横断は交通が多いので要注意です。

実は、左から八間堀(もと谷田川?)が合流するあたりで「小貝川〇km」の数字はゼロになってしまうのですが、なにも標識がありません。

常磐線を過ぎると「利根川から5.00km」の標識に替わってしまい、ええ!まだなのかよと思いながらペダルを回します。

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といいつつも、ずっと平地なのでしばらく行くと見慣れた「0.00km」に到着します。

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ああ、こかい川の大きな文字。ここがゴールです。

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ここから都内の自宅までも自走です。栄橋を渡って、手賀川に入ります。

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夕方の手賀沼。ひゅっと秋の冷たい風を浴びながら進みます。

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大堀川経由で江戸川へ。流山から見る三郷の夜景です。

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ということで、前後合わせて150kmの秋ライドでした。

天気予報に反してずっと向かい風でしたが、小貝川の美しい秋をじっくり堪能できました。

2022年11月12日 (土)

佐野蓬莱山の紅葉を求めて

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栃木県の蓬莱山の紅葉がピークだということなので、快晴の土曜日に行ってみました。

東武線でラクラク輪行、舘林駅です。

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夏ジャージだとちょっと寒かったので、朝食を取りにコメダに寄ります。

そしたら隣の品のよい女性に声を掛けられて「駅で自転車を組みたてていましたか?」と。

そしたらなんと、某有名自転車関係企業の創業者の娘さん。今は弟さんが社長をされておられると。私が大事にしている某イタリア自転車を日本に輸入しているかたじゃないですか。イタリアの事情とかいろいろ聞かせていただきました。

さて。

暖かくなってきたので、自転車に乗って北上します。蓬莱山までのんびり40kmです。

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以前、桜を見に訪問したことがある佐野満願寺を通りました。池がきれいです。

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せっかくなので、出流原弁天地にも寄っていくことにしました。

山の中腹に見える神社のふもとです。

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石灰岩でできた岩山です。

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鍾乳洞から湧き出た水が清く流れています。

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彦間川を越えて旗川沿いに谷を登っていきます。

このあたりは細い谷がたくさん並んでいて、どれも静かで雰囲気も抜群です。

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ちょっと雲が多いですが、陽射しが指すと汗だらけになります。ひなたで気温20度あります。

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今日の朝食はコメダで食パンを食べただけなので、おなかが空いてきました。

まだ11時前ですが、農家が蕎麦屋を営業していたので寄ってみます。

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なかなか古そうな建物ですね。

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梁がしっかりしていて年季も入っています。まだストーブに火は入れられていません。

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天ぷら大根蕎麦。大根も蕎麦も美味く、天ぷらも気が利いています。一番上の紫いろの根菜はなんだろうか。

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どうにか食べ物を得て、北上を続けます。

陽が射さない深い谷になると、ちょっと寒くなってきます。

お寺の碑が立っていますので、もうすぐでしょう。

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川沿いの道が終わるところが小さな駐車場になっていて、お寺らしき建物を3つほど。紅葉は駐車場なので写真を撮るとクルマが写ってしまいます。

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どうやらこの岩の壁が修験道的な感じなのでしょう。

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清流に紅葉でキメル。ちょっと紅葉は終わりかけですね。。

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同じ道を戻らず、林道牛の沢出原線に入ります。

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なかなか静かで気持ちいい道です。クマも出そう。

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途中でバイク一台だけすれ違いました。

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秋山川の谷を見下ろします。栃木の林道には結構見どころがあるのです。

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秋山川沿いに下っていくと葛生の町。石灰石の貨物ターミナル跡を横切って、栃木市に向かいます。

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琴平峠も300mくらい登るので、それなりに景色は楽しいです。

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毎度おなじみの栃木駅。

今日は栃木市でお祭りらしく、山車などが出ているようです。

明るいうちに帰宅したいので15時の電車で帰宅しました。

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今日は軽く80kmでしたが、山里の秋は美しく、峠越えも涼しくできました。

この辺はホームグラウンドとして活用したいと思います。

2022年11月 6日 (日)

妙義山と田口峠の秋

妙義山の紅葉がピークだと聞き、行ってきました。2022年11月6日の日記になります。

いつもの松井田駅で下車します。この国鉄電車もいずれ無くなるのでしょうね。

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駅付近にコンビニがないので見晴らしのいい県道の自販機でウォーターを補給します。ふだんは食料を持参しません。

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登り始めるとすぐに良い見晴らし。

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道の駅まですぐだったので、ここがピークかと勘違いしていたのですが、まだまだ急なのぼりが続きます。

夏ジャージの下に冬用長袖アンダーを着て、さらにウォーマーをしたたので、汗だらけですよ。。

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二つ目の大鳥居が中之嶽神社ですね。

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秋の岩山というのは美しいものでございますな。

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一気に下って下仁田に向かいますが、真っ赤な樹々をみるとダウンヒルで急ブレーキしちゃいますね。

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国道254に出て、すぐに鏑川の対岸に渡り、静かなポタリングを楽しみます。

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いつもどおり下仁田の街は脇道で回避して、県道45をさかのぼって「道の駅オアシスなんもく」にたどり着きます。

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レストランの蕎麦カレーはやめておこうかな。売店に行ってみると、鹿肉弁当がひとつだけ残っていました。生姜味がとても美味しく、絶品ですね。

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県道をさかのぼり、いつもの「布屋商店」を通りすぎます。

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砥沢集落。南牧村にくるたびに、廃屋が増えてしまうのではいかと心配です。

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活気のある大通りです。

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若い力と希望を。

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あららら。このあたりで唯一の商店「たけきや」さんは廃業してしまったようです。小渕優子ポスターが物悲しい。

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羽沢集落へ。深い谷なのですが、日当たりがいい集落にはヒトの気配も感じられます。

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秋も深くなると、ほんと陽射しが嬉しいですね。

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観能集落を過ぎて直進したら、もっと廃墟っぽい集落に来てしまいました。住んでる気配が全くありません。

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ここは熊倉集落ですね。長野県に越えて国道254につながる林道大上線は、何年たっても閉鎖されているので、ここで引き返します。

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観能まで戻って、馬坂集落を通過します。このあたり、県道の北側が群馬県、南側が長野県という県境を進むのです。

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狭岩渓。この美しい情景を楽しむひとが、どれだけいるのでしょうか。

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もう忘れかけている田口峠のヘアピン。ガーミンの地図があるので予想は付いたのですが、交通は少ないし、変な鳥の声はするし、正午過ぎなのにかなり寂しいです。

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今日の目的地は田口峠です。秋深い峠の山々。光のコントラストが激しすぎてうまく写真に撮れません。

田口峠の県境を越えると「日本で海岸線から一番遠い地点」なんですが、標高1000mあると夏ジャージではちょっと寒いので、そろそろ引き返します。

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深い谷の陽射しはあっというまに消えて闇になっていきます。

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寒いダウンヒルでも写真は欠かせません。ここは蝉の渓谷です。

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まあ下りなので下仁田まであっという間です。鏑川と南牧川の合流点、ここまで深い谷にいたので、とても広く見えます。

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下仁田駅に着いたらちょうど電車が発車しました。次の電車まで一時間あります。JRまで走ってもいいのですが、夕方にクルマと追いかけっこするのは嫌なので、ゆっくり輪行で帰ることにしました。

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下仁田電鉄の最後尾から、黄昏に染まる妙義山を見つつ、今日のサイクリングを振り返るのでした。

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群馬県南牧村。

とても素敵な村なので、年に数回は訪れたいですね。

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