ブロンプトンで嬉野温泉へ
火曜日ごろから、週末の天気が気になります。
台風が立て続けにやってくるので、日本のどこかは常に大雨。
じっと天気予報を見ていると、九州がよく晴れることに気づきました。
急遽金曜日の休暇を取得して、青組で長崎空港に向かいます。
東京や琵琶湖、博多などの見慣れた景色を眺めていたたら、あっという間に有明海を右旋回しだして、長崎空港に着陸です。
まずは空港2階の寿司屋でランチタイム♬
長崎特選にぎり💕
今日は嬉野温泉まで30キロくらいなので余裕の旅路です。
長崎空港は北九州空港のように海の中にあるので、長い橋を渡っていきます。
大村の市街は長崎街道を北上します。国道ではなく、なるべく旧道に迷い込むようにします。
長崎街道の松原宿。住宅地に埋もれてしまいそうな場所ですが、十分に往年の雰囲気を残しています。
宿場を過ぎると海辺の松林が旅情を誘います。
国道はアップダウンがあり、大型車も多いので、部分的に歩道を使います。
ちょうど大村線の列車がやってきました。最新型のハイブリッド車のようです。
千綿駅。31年前のツーリングでも通りがかりました。
海に最も近い駅、の一つです。大村湾は波が穏やかで、陽に輝いています。
長崎街道は彼杵から登坂に入るのですが、今回は、昨日たまたまつむりさんのブログで拝見した茶畑に行ってみます。
彼岸花が咲き誇る線路と国道を超えると、すぐ山を登ります。
みるみるまに高度を上げていきます。ブロンプトンにランニングシューズでひょいひょい登りますよ。
高度300メートルくらいの丘陵に着くと、一面の茶畑が拡がっていました。
赤木の茶畑ロータリー、と呼ぶこの丘の茶は、「そのぎ茶」という銘柄だそうです。
茶畑の向こうに大村湾が光っています。自転車旅じゃなきゃ絶対に来ないような農村ですが、旅情感は満喫できます。
農道を北に降りると、再び長崎街道に合流します。
旧街道は県道からときどきそれて、かぼそい急斜面の道になります。
関東ではもう終わってしまった彼岸花ですが、長崎ではちょうど満開でした。
彼岸花の向こうに稲積みが連なります。
俵坂峠で佐賀県に入ります。
峠を下り始めるとすぐに俵山番所が出迎えます。藩境の集落の雰囲気がまだ残っていますね。
用水に沿う街道筋をたどっていくと、すぐに嬉野の町に着きました。下りは早いぞブロンプトン。
嬉野温泉。
つい先週まで鉄道駅が無かったので、時刻表の地図を見てもどこにあるのかよくわからなかった有名温泉です。
しばらく脚をお湯に浸して、峠旅の疲れを癒します。30キロしか走ってないけど。
嬉野温泉の旅館はおひとりさまでは夕飯をお願いできないようなので、今日は素泊まりです。
しばらく街をぶらぶらしてお腹を空かせますよ。
これはシーボルトの湯、という日帰り温泉。温泉旅館に泊まるお客さんは日帰り温泉に入らないよね。。
で、今回の旅の最初の目的はこれ。
美味しんぼ39巻に掲載されていた湯豆腐です。
美味しんぼに出ていた、宗庵よこ長です。
有名料理なのに意外と安い、1000円でした。
スープ自体に味が染みていて、なにもつけずに豆腐の風味を味わうことができます。
これは美味しいです。去年日田温泉で食べた湯豆腐とは全然違う。。
ぜひ上のリンクのオンラインショップでお求めください。
さあ美味しい湯豆腐を食べて宿に向かいますよ。
塩田川の対岸の森のなかに今日の宿があります。
広い部屋にのんびり泊まれて、うれしの茶が入った広い温泉もほぼ独占できて、ゆっくりできました。
明日、どこに行くか決めてなかったのですが、鉄道でワープすればいいいやと思って、唐津の宿を予約して、早々に布団に入りました。