晩夏の湖東ポタリング

日本の北から南までほとんど雨予報の週末、東京で寝ていようかと思ったのですが、関西北部だけ晴れる見込みに変わったので、ビワイチに出かけることにしました。
琵琶湖には何度も行ったことがあり、一部は自転車で走ったこともあるのですが、ビワイチというキャンペーンになってからは未訪問です。近隣の懐かしい場所も合わせて観て行ってみたいと思います。

東京駅まで自走して10:33の「ひかり」で米原に到着したのは12:47。どちらかというとランチは早めに取りたい私は、新横浜までに弁当食べちゃいます。


米原駅に着いたら近江鉄道側の出口へ。サイクリングのキャンペーンやってますね。昔の近江鉄道米原駅はローカル線の雰囲気が豊かでしたが、いまは改築されてスッキリしています。

今日は彦根に泊まるので、のんびり近隣をサイクリングします。

米原駅からすぐにある、昔の新幹線高速実験車両たち。このSTAR21には乗ったことあります。懐かしいわ。
国道8号線(北陸道)に出てトラックに煽られ泣きながら中山道の旧道に逃避します。

むかし中山道を踏破したことがあるので、この辺りは再訪ということになります。旧道の鳥居本宿に入ってまず目にするのが、有川という薬屋さん。何十年も前から同じ佇まいで迎えてくれます。

続いて近江鉄道の鳥居本駅。昭和6年に建てられた洋風建築です。北陸道と中山道が合流する鳥居本は商業で栄えたので、モダンな建物が似合ったのでしょう。

鳥居本のもう一つの名物は、蝋燭屋の看板です。大きな木造で目を引くのですが、今日はありません。あれ!?どうやら看板の博物展に貸し出している模様。写真を撮れず残念です。

中山道を京都方面に進みます。田んぼと東海道新幹線しか見えない長閑な道です。街に入ると、近江鉄道が分岐する高宮駅です。多賀大社という神社まで伸びる支線、いつかは乗ってみたいと思ってきたのですが、今日は残念ながら自転車でお参りします。
キリンビール工場や田んぼの中をのんびり進んで、名神高速をくぐると多賀大社。なかなか大きく立派なお社でした。


門前に飲食店がたくさん並んでいますが、さっき新幹線で食べてきたので省略します。

ここは鈴鹿山脈の麓です。サイクリングのガイドブックで見たのんびりした山の端の道をゆっくり流していきます。この辺りの土地は琵琶湖に向かってゆっくり傾斜していて、家並みの中を豊かな水量の水路が音を立てて流れていきます。水車も置かれて長閑さを演出しています。観光客も来ないような狭い路地です。サイクリングだから巡り合える情景ですね。

道の駅せせらぎの里こうらでちょっと休憩。地元の男の子たち、私のロードバイクを見て「ねえ!かっこいいね!」と歓声をあげていました。滋賀県は正しい教育をしているようです。
日差しが強くて、ちょっと疲労感あり。ブルーベリーのクレープをいただきながら休憩します。

ここから新幹線と近江鉄道をすぎると、中山道に戻ります。ちょっとした観光名所としては、豊郷小学校旧校舎群と、伊藤忠兵衛の生家というのがあります。伊藤忠と丸紅の創業者です。


主要県道を避け、敢えて集落の中を縫いながら彦根城に向かいます。おっと、ひこにゃんは今日は時間切れ。



彦根の街にきたのは、小学生のときクルマで家族旅行して以来です。あのとき寄ったパン屋さんが彦根駅前だったはずですが、見当たらなかった。

まだ明るいので、駅裏にある佐和山城に寄ることにします。駅北の大きな橋を潜って、妙に狭い家並みや山道を抜けたところにありました。彦根城からすぐなのに、とてもわかりにくい場所です。
今夜は駅裏のビジネスホテルへ。自転車はフロントに置けます。ホテルそばでラーメンを食べて(他に店がない)、1日目はゆっくりと眠りました。
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