紅葉の雲場池から車坂峠・コマクサ峠・地蔵峠へ
ちょうど土曜日は全国的な快晴!紅葉日和でもありますし、自転車で行ける2000m峠のコマクサ峠には徒歩でしか行ったことがなかったので、これを機に自転車チャレンジです。
ルートは、軽井沢駅→雲場池→千メートル林道→チェリーパークライン→高峰高原→コマクサ峠→地蔵峠(湯の丸高原)→東御嬬恋線→海野宿→上田駅です。SUMさんのブログを参考にコースを練ったのですが、不勉強でコースがよくわからず、千メートル林道で右往左往して時間かかっちゃいました。
感動の紅葉と大パノラマ★高峰高原・嬬恋パノラマライン : 自転車百景 (ldblog.jp)
2000m級に登るので、起毛ジャージと冬用タイツ。グローブは薄手長指と冬用の双方を準備。あとウインブレも必要です。曇ったら零度近くに下がるはずです。カメラはソニーαに望遠レンズ。まあ坂では重くて邪魔になりましたけどね。
軽井沢駅に朝9時に到着した列車は満員。コロナ明けの紅葉日和だけあって、全然座れません。朝6時半に家を出るとこの時間になっちゃうんですが、もっと早いほうがよいですね。
軽井沢駅前の並木も紅葉感が出ていてグッドです。
朝からヒトとクルマだらけの朝の軽井沢の街を北西に向かうと、すぐに雲場池です。駐輪場は既に満車。人込みに紛れてシャッターを押します。
絶好の青天なんですが、すこし葉の赤色の彩度が低いですね。あと3日後くらいがピークだったのかな。念のために他の方の今日の写真を検索してみると、みんな葉の赤色はどんよりしていました。
別荘地の素敵な黄金色の中を突き抜けて、いったん国道18号にでます。
中軽井沢駅で国道146号に出て、今日最後のコンビニで補給します。星野リゾートあたりクルマがたくさん路駐していましたが、この辺は紅葉の名所なんでしょうか。先のある私は国道を上ります。が、実はどこから千メートル林道が始まるのかよくわかりません。クルマがたくさん出てくる「軽井沢千ヶ滝別荘地」という看板がここらしいので、さえるしてみます。「ほとんどアップダウンなく車も少ない」と聞いていたのですが、急に上り坂になるし、クルマやトラックがやたら多いですね。まあ途中で「千メートル林道」の標識があったので、この道でよいようです。
(あれ?ここは職場の保養所の入口では。。)
別荘地のなかを過ぎ、鬱蒼とした森林の中に入ったりして、こんどは「チェリーパークライン」をいつのまにか通り過ぎたのかと不安になりました。右手に木々の間から見える黒斑山が、まだだよ!って教えてくれます。むかし浅間山に登ったことがあるので、地形にはなじみがあるのです。
ぱっと開けた農作地から、八ヶ岳と富士山が見えました。ここは気持ちいい!このあたりまで来ると車は少なく、熊のほうが多そうです。。
そうこうしているうちにチェリーパークラインにたどり着きました。高峰高原まで11kmで1000m登るようです。ボトルの水が三分の一しかないけど、補給できる施設が全くないので、このまま上ります。
1kmごとに標識が立っていますがガーミンの高度表示とほぼ一緒です。13%とかの坂が延々と続きます。気温は13度くらいですが、なにしろ快晴無風で陽射しが強く、南斜面の急坂なので暑い暑い。汗だらけです。チェリーパークライン途中は水場もトイレも雨宿りできる場所も全くないので注意が必要ですね。それにしても坂がきつい!もう二度と来るもんか!
ただ景色は素晴らしく、しょっちゅう写真撮影と称して休みました。クルマは毎分一台くらいの多いペースですね。SUMさんのような素晴らしく輝くような写真は撮れなかったけど、それなりにキレイな秋の山の景色に癒されます。2000mから眺める八ヶ岳や富士山が嬉しいです。八ヶ岳は大きい。爆裂する以前はさぞかし大きかったでしょうね。平地部分が曇っているけど、この理由はあとでわかりました。
久しぶりの高峰高原の駐車場は満杯。レストランはガラガラ。ただSUMさんおススメのビーフシチューは売れきれていたので、ビーフカレーをいただきました。
ここからは未舗装の林道で西に向かいます。北側には四阿山も見渡せます。
むかし宿泊した高峰温泉まではスキー場のなかの見晴らしのよい道。温泉から先は急に石ころが大きい荒れた林道になります。
数キロですから押し歩いてもいいかもしれません。くるまが通ると埃がひどいので、いったん横にずれて待機したほうがよさそうです。タイヤはグランプリ5000ですからオフロード向きではありませんが、まあガンガン走っちゃいましょう!あ、ロードバイクなんですがペダルはクランクブラザーズなんです。泥歩きしてもヘッチャラなんですよ。
豪快なオフロードを満喫したあと、未舗装が終わる地点で展望が開けます。ここがコマクサ峠なんですね。ちょうどサイクリストとすれ違い、地元の管理人と話したりしてたら、峠の看板を探すのを忘れてしまい。代わりに駐車場で写真撮影。自転車で来れる2000m峠としては、大弛峠2360m、渋峠2171m、麦草峠2127m、大河原峠2093mについで5番目に高い2060mです。
ここから地蔵峠はすぐだと思っていたら、結構下るんですね。冬ジャージでも寒い。日は出ているけど気温は8.8度を指していました。途中のスキー場でカモシカをパチリ。
地蔵峠は標高1754m。身体は冷えたけど、ソフトクリームは欠かせません。大きな巨峰ソフトクリームをいただいてさらに身体を冷やしました。
ここは中央分水嶺。北側が利根川水系で太平洋に注ぎ、南側が千曲川水系で日本海に注ぐという、南北逆転した珍しい地域です。
さて、現在時刻は14:34です。定番はここから北に降りてパノラマラインを経て愛妻の丘で愛を叫ぶのですが、万座・鹿沢口駅を15:23に乗らないと上野行きの特急に乗れず、夕飯までに帰宅できません。南に降りると上田か佐久平から新幹線はたくさんありそうです。ということで、今日は上田に降りることにしました。
東御嬬恋線は坂もきつく、ダウンヒルはとても寒いですね。ガーミンのレーダーを装着しているので後続車が来るとアラームが鳴ります。ですから突然の追い抜きにびくびくする必要もありません。
アトリエ・ド・フロマージュの横から、まっすぐ下降する農道があるので県道を離れます。この見晴らしのよさがいい!あちこちで野焼きをしています。ああだから平地は曇って見えるんですね。
このまま高速道路と国道18号を過ぎて旧北國街道を西に行けばよかったのですが、ちょっと迷って18号線経由で海野宿へ。ここには昔から何度も訪れていますが、相変わらず美しいたたずまいを残しています。全く破壊されず、一方で観光地化されず。この大人しい宿場町が末永く残ることを祈るばかりです。
海野宿からは旧北国街道をたどっていけば国道18号を通らずに上田駅まで行けるはずなのですが、大屋駅前の時差交差点の複雑さに気を取られて直進してしまい、クルマの多い国道を進んでしまいました。あと上田市街に近づくといくつもいくつも上田駅左折の案内が出るのですが、これは無視しなきゃいけないのにうっかりイオンの角で曲がってしまい、これまた遠回りしてしまいました。
でも上田駅はさすがに新幹線が多く、すぐのすいてる「はくたか」で大宮までルンルンで帰宅しました。今日は距離も獲得標高も少ないけど、充実した日帰りライドでした!また行こうっと!(笑)