仙台亘理自転車道(14年ぶり)
仙台亘理自転車道は、岩切駅付近の七北田川から亘理駅付近の鳥の海まで続いています。(名取川以南は経路不鮮明)
前回訪れたのが2007年です。この夏は14年ぶりに走ってみることにしました。以下写真はおおむね2枚セットで、一枚目が2007年、二枚目が2021年です。
福田町駅付近の七北田川。対岸が陸前高砂です。仙石線の鉄橋は、昔とまったく変わっていませんね。
最下流の高砂橋を過ぎると、南蒲生浄化センターが見えてきます。
七北田川の河口手前から、伊達政宗が作ったという貞山堀が南下します。
かなり豊かだった松林は、2011年3月11日の津波で、流されてしまいました。
自転車道は全面的に作り直され、走りやすくなっています。
荒浜で海に出てみると、広い砂浜は変わっていませんでした。空も広いです。
貞山堀に作られた船着き場。いまも釣り船が10隻くらい停泊していました。
名取川を渡る閖上大橋は、昔とかわらず、相変わらずのひどさです。
道は狭くトラックが異様に多い。自転車道は河口側からくるのに、歩道は上流側。車道を走るのも、道路を渡って歩道を走るのも困難。これほど自転車に冷たい。
運よく、今日は車道が渋滞していたので、クルマに挨拶して車道を走らせてもらいました。
橋を渡るとすぐ左折して、名取川左岸に入ります。
写真は名取川河口。現在は「かわてらす閖上」ができており、食事や買い物で休憩することができます。
日本最北端のシラス丼を食べました。
名取川の河口にて。津波到達点が土手よりも高い場所にあります。
閖上の街は、あまりに変わってしまっていて。
むかしの閖上漁港には漁船がたくさんいました。
実は貞山堀は名取川の北だけでなく、南にも続いています。
むかしも道に悩んだのですが、仙台亘理自転車道のルートは今もさっぱりわかりません。
仙台空港の赤い橋だけは健在でした。仙台空港も津波にのまれたのでしたよね。
数多くの避難所(小高い丘が古墳のようにたくさん造成されている)をたどりながら、阿武隈川に到着しました。
亘理大橋を渡ると、亘理町です。
亘理大橋から阿武隈川の河口を望みます。橋脚の影にできる中州は形が大きく変わっていますね。
阿武隈川右岸の土手から見る河口です。
街も農地も全くなくなってしまった、鳥の海。堤防がかさ上げされています。
前回は鳥の海の前でいくら丼を食べたのですが、集落自体がなくなっていて、新築の家がちらほら。食堂はありませんでした。
今日は亘理駅から輪行で帰ります。
岩切駅から亘理駅まで50kmばかりのサイクリングでした。
これからの復興を期待しています。