猛暑だけど旅情の奥久慈パノラマライン
夏の青春18きっぷを消化すべく、早朝の常磐線に乗り込みました。
常磐線長距離列車の始発は我孫子発、高萩行きです。都内からは快速電車で乗り換えることになります。
終点に近い日立駅で始発特急に抜かれますので、言い換えると特急も普通列車もほぼ同着ということになります。
日立や高萩ですと街から出るのも面倒ですので、十王という駅から出発することにしました。
もちろん駅の近くにセブンイレブンがあることは確認済みです。
今日は南北に走る山脈を何本か超えていきますが、77kmで獲得1500mですから、たいしたことはありません。
むしろ予想気温35度のほうがつらいです。もう9月なのに。少し暑いですが、とりあえず9時にコンビニを出発します。
くるまの少ない県道60号を登っていくと十王ダムという小さなダムです。
途中の小さな盆地で見かけた、米国東海岸風の民家。白い板壁、緑の屋根、そして出窓。
峠を登っておりて、秘境国道で有名な国道349号を右折。驚いたことにトラックとか走っていますが、すぐ道の駅さとみです。
20年ぶりに来ました。こんなに小さな道の駅とは思っていませんでした。
蕎麦屋はまだ開いていないので、この先に進みます。
国道から左にそれる旧道を入ると、折原宿という街並みです。
次の秘境国道461号は左折です。この看板がいいなあ。
国道461号は細い林道を国道指定した酷道として有名ですが、もともと拡張する予定があるんですね。高倉向かう道は激坂のウネウネですが、きれいなトンネルをまさに建設中です。旧道も車がそんなに多くないのでサイクリングにはぴったりです。
峠を越えて高倉宿を左折すると竜神大吊橋です。
有名な激坂をぐいぐい上りました。でもお腹が減ってきた。
11:30になったので、大橋に近い民家の蕎麦屋に入りました。天ぷらそば、大盛、1000円です。
夏だけど、常陸名物の手打ちそばおいしかったです。天ぷらも絶妙。そして、この農家の手作りこんにゃくも最高でした。プリンを柔らかくしたような触感です。
天下野町の古い宿場。東金砂神社の入り口のようです。こどものころテレビで見た記憶がありますが、西金砂神社と対になっていて、祭りが72年おきという稀な長い周期の奇祭なのです。涼しくなったらお参りしてみましょう。
西染集落のセイコーマート(本日途中で見た唯一のコンビニ)で県道36号を右折。またまた狭い道で大丈夫かな感があるけど、慣れてきました。
ちょっとした峠を越えたら、たくさんの県道が集まる巨大交差点。自販機でコーラを買います。しかし大自然に囲まれた集落なのに、車が少なくて心配です。暑いからかな。。。
もう収穫は進んでいるみたいですね。
県道29号を進むと那珂川の山方宿に着くのですが、手前の県道249号を右折して奥久慈パノラマラインを目指します。普通のひとは山方宿駅からスタートするらしいですね。。
さすがに景色はいいですし、ふだんならこんな激坂も大したことはないのですが、今日は暑い!
途中でiPhoneが「猛暑のため運動禁止!」という警報を出してきましたし、あと、この奥久慈パノラマラインってアップダウンが多いくせに、低いところから下に降りる道が整備されていないんですね。つまりエスケープできないんです。
もう水もなくなってきたし、もうクタクタになってきました。
袋田まであと数キロのところでエスケープする道を発見し、国道118号へ。ここは何度も通っていますが、トレーラーが怖いので歩道を進みました。
袋田バイパス分岐近くに「関所の湯」というのを発見して、さっそく休憩。
今日は日帰り公衆温泉を10個くらい見ましたね。もちろん着替えとお風呂グッズを持参していますからね今日は。。。
露天風呂を満喫して(さっきまで自転車漕いでた猛暑の森の空気ですが)、アイスを食べて、40分で出発。っていっても5分でJR袋田駅です。
4両編成の快適な気動車で水戸までスイスイ。そこから上野行の列車でトコトコ。
2019年の夏の18切符は、奥久慈の蕎麦と温泉と豊かな自然で終了しました。
« 浄土平ヒルクライム | トップページ | つくばりんりんロードで関東最古の建築物を見学 »
「旅情」カテゴリの記事
- 樹海ライン走破しました(2024.10.19)
- 十和田湖一周(トワイチ)(2024.07.17)
- 沖縄サイクリングに行ってきました(2024.06.23)
- 紀伊半島の東海岸を行く(4)潮岬と一枚岩、最後にJR事故運休?(2023.11.27)
- 桜島一周サイクリング(2024.04.07)
コメント