富山旅情
翌日曜日は高岡まで新幹線で輪行します。最寄りの上越妙高駅まで10キロの自走です。
途中の川沿いのサイクリングロードは、なかなか素晴らしい景観でした。
左に見えるのが新幹線の駅です。新幹線の駅前も壮観でした。。。
ガラガラの新幹線駅も壮観でした。。。
最初の列車が8時半までありませんので、ゆっくり駅弁をいただきます。
ところで東京発の列車に乗るわけですから、今朝、直江津に泊まる必然性は無かったわけですねぇ
上越妙高から新高岡まで1時間弱、各駅に止まります。
車内が関西弁だらけなのは石川県の訛りなんでしょうか。。
新高岡駅に降りたら陽射しが強い!今日は半袖の夏ジャージで十分です。
とりあえず、駅からすぐの瑞龍寺に向かいます。かなり立派な禅寺でした。
礎石から覗く陽射しが強そうです
五箇山に行く前にちょっと高岡市内を見物します。
商家の町並みが美しいんですけど、こういう理容店にも興味がそそがれますネ(*^-^)
1時間ほど高岡市内をグルグル。
庄川の土手に出て、上流に向かいます。源流の「ひるがの高原」まで遡りますからね!川の源流探しって楽しいですよね。
途中で土手から県道に降りると砺波平野の農家が美しく並んでいました。
庄川の扇状地の頂点にダムがあり、公園で足湯やアイスを楽しめました。
ここからは渓谷登りです。
五箇山訪問は国道304号が主流ですが、クルマが多いのと頂上のトンネルが長いので、庄川沿いにノンビリ進むことにしました。
私の大好物のスノーシェルターもたくさん味わえます
いやこの景観は素晴らしいです。
行っても行ってもシェルターだらけです。
車が後ろから近づいたら、振り向いて手を振って気付かせたうえで、左に寄ります。必要に応じて率先して止まることにします。
車は自転車に気づかない、これが原則です。
1時間くらいノンビリ走ったあとで、ようやく集落に。
山奥の村にもようやく春の兆しが来たようです。
国道304に右折しキツイ坂をちょっと登ると、有名な相倉合掌集落です。20年くらい前の5月に鉄道とバスで来た記憶があります。あのときは雪はありませんでした。
今日は日曜日の昼過ぎだからか、観光客は多くありません。
相倉から直接南下すると、長い上梨トンネルを避けられます。
すぐに集落があったので、豆腐屋で豆腐アイスをぺろり。
あとで知ったのですが五箇山豆腐で有名な店だそうです。
近くでは獅子舞が踊っていました。ちょうど村祭りのようです。
民謡の里っていうところを通過しましたが、あのコキリコ節でしょうか。小学校以来だから忘れてしまいましたが。
菅沼というところにも何件か合掌造りがあったので、見学。日が傾くと谷間の集落は真っ暗になりますが、今日は間に合いました。ただ桜はすっかり終わっていましたね。
近代的で場所にふさわしくない五箇山インターチェンジを過ぎると、水芭蕉の向こうに大きな合掌作りが。最大の合掌作りを言われる岩瀬家だそうです。
300円払って見学。中は意外にも5階建になっていて、硝石問屋や蚕育成をしていたそうです。
岩瀬家の向かい側の今日の宿泊先、赤尾館です。
司馬遼太郎や皇族も宿泊した名宿です。しかも温泉です。
単独旅行なのに予約できてよかったです。
温泉はゆっくりひとりで入れましたし、イワナも頭からガブガブ、三笑楽のお酒も美味しかった。白エビのてんぷらとか、橡餅とか。。
旅館は派手な食べ物をたくさん出せばいいってもんじゃありません。
土地のものを少しずつ味わえれば十分なのです。
そういう意味で、この赤尾館は最高の温泉旅館でした。