蔵王ヒルクライムを試してみた
宮城県側から蔵王ヒルクライムを試してみました。
出発地点は泉中央。往路は山間部を通りましたが、遠刈田温泉までの50キロで獲得標高1000メートルも登り700メートル下るという大損をしてしまいました。
経路はガーミンの800Jに任せていたら、愛子(あやし)の溜め池やダムなどを観光させられたり。
蔵王大権現の石碑を拝見できる小道を案内されたり。
2時間半で遠刈田(とおかった)温泉に到着。
公衆温泉はたくさんありますが、コンビニがないので注意が必要です。
古い商店でパンを買って休憩していたら、ヒルクライムを宣伝するバスが通過していきました。
遠刈田を出ると本格的な登りが始まります。
鳥居をくぐると、12%から14%の傾斜が連続します。
路肩は少ないし、たくさんの乗用車が容赦なくスレスレを通るので、結構、涙が出てきます
森林限界を超えると斜度は8%以下に収まります。
このコース、距離標や標高表示が全くありません。
ガーミンで標高を確認しながら登りました。
標高1400を超えると突風が吹き荒れていて、ハンドルがフラフラ。
クルマが通ると怖くて走れません。
それでも何とか山頂に近付きました。
ここから噴火口の「御釜」には、自動車専用道の蔵王ハイラインを行く必要があります。御覧のとおり渋滞していました。
このあたりがピークなのですが、、、
宮城県と山形県の境は少し下ったところにありました。
山形に降りると、また峠を越えないと宮城に戻れないので、ここで引き返すことに。
途中の茶屋で宮城名物の「ささかま」と山形名物の「こんにゃく」で構成されたおでんをいただきましたっ!
ここではコーラが買えましたが、ほかに補給所がほとんどないので注意が必要です。
地図上は他にも茶屋がたくさん掲載されていますが、みな閉店していました。
山頂はガスが覆っています。
足元は大きな崖になっています(;;;´Д`)
このあたりからは、仙台の観音やドーム、太白山も見れましたよ。
さて、帰路は、遠回りになるものの海岸に沿って帰ることにしました。
で、名取川の周辺の海岸はご覧のとおり。
松並木や住宅がほとんど消えており、水田も荒れたままになっています。
復興を祈り植えられたひまわりが元気よく咲いていました。
仙台亘理自転車道路は海岸すれすれに存在しており、復興工事のため走れないと想像されますので、内陸の道路を走りました。(仙台亘理自転車道路の走行記は、こちら)
普通に生活が営まれておりましたが、この道路、左が稲穂がきれいに実っていますが、右側(海岸側)は津波にやられたのか、雑草が茂ったままです。海水に浸ると何年も耕作できないのですよね。。。
七北田川の案内図は、何事もなかったかのように、昔のままでした。
初めての蔵王ヒルクライムと、震災後初めての仙台市海岸部。
なんだかとても重たいツーリングになってしまいましたが、宮城県はとても美しい。もっと自転車で走りたいと思いました。