船旅で旅情を添える (アーカイブ)
私はランドナーの代わりにロードバイクに乗っています。
自転車に乗ること、イコール長旅なのです。
でもそれは、ブルベのようなストイックなものではなく、
のんびり、ゆったり、各地の旅情を楽しみながら進むもの。
温泉、郷土料理、風光明媚な観光地。
自転車で走ると、本当に日本は広いんです。
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今日は雨なので、昔の写真を整理しました。
とりあえず、船旅の写真をまとめてみました。
ひとつのツーリングではなくて、多くの旅行の写真集です。
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冒頭の写真は、おととしの淡路島一周ツーリングです。
淡路島は、外周150キロ。自転車で一日サイクリングするのに最適な長さでした。
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自転車と船旅。
けして忘れてはいけないのが、東京港から釧路や苫小牧に向かう太平洋航路。
有明を夜11時に出て、3日後の朝5時に釧路港に着きました。
どこまでも続く海原が印象的でしたが、太平洋は揺れる揺れる・・・ (ρ_;)
大座敷だったり、こんな寝台だったり。
船の中で30時間。
サイクリストよりバイクの兄ちゃんばかりでしたが、
北海道をツーリングするバイクは自転車を仲間とみなしてくれて、
結構仲良くなれましたので退屈しません。
そういえば北海道では対向車に ピースサイン。
最近忘れかけていた、懐かしい風習です。
そういう太平洋フェリーもしばらく前に廃止されてしまいました。
新婚旅行で雨の中、北与野から自走した有明フェリーターミナル。
あのときは荒川CRの秋が瀬以北と堀切以南が完成していませんで、
車道をうろうろしてました。
最近訪れた有明埠頭。
きれいになってますが、フェリーが廃止され、旅情がなくなってました。
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これは青森県、下北半島の仏ケ浦です。
反時計回りに下北半島を回り、大間崎から仏ケ浦まで南下。
ここで遊覧船に乗ることに。
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岩手県宮古市。
浄土ヶ浜から遊覧船が出ており、うちひとつは田老まで行ける。
自転車も乗せて、リアス式海岸を眺めながら、ウミネコにえさをやりました。
小さい遊覧船でした。
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宮城県の松島遊覧船。
港に自転車を置くのがちょっと不安だったので、
自転車ごと乗せちゃいました。
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東京から鹿児島まで自走したとき。
今回は、渥美半島から志摩半島に船で渡りました。
写真は愛知県の伊良湖港です。
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和歌山港。
紀伊半島を横断してから、四国の徳島に渡りました。
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香川県丸亀港から、岡山県下津井港へ。
瀬戸大橋ができて旅客は大幅に減ったようです。
ただ、自転車でツーリングするときは、
・瀬戸大橋を自転車は走れない
・電車だと自転車と荷物を分解しなきゃいけない
・船だと冷房が涼しい
という理由で、フェリーは重宝しました。
もう廃止されちゃったかな?
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広島県。宮島航路。
これはJR西日本の路線で、青春18きっぷでも乗れるそうです。
自転車ごと渡ったのですが、
厳島神社の鹿が大量に襲ってきて、
バッグの中の食料を持ってかれてしまいました。
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山口県の徳山港から、大分県国東半島の竹田津へ渡りました。
こんなところにフェリーがあったんだっていう感じ。
国東半島は海岸線の国道がアップダウンが多く、
自転車のトレーニングに最適だと思います。
アップダウンはツーリング的には嫌なものですが。
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四九フェリー。
四国と九州を結ぶという意味です。
大分県別府港から、愛媛県三崎港へ渡りました。
三崎は、八幡浜から西に突き出た佐田岬の岬に近いところにあり、
対岸の九州がよく見えます。
写真に写っているのは、佐田岬です。
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高知県の竜串遊覧船。
海底が見える船です。
小船なので自転車は載せません。
四国の南の海岸線をたどって、高知県宿毛港へ。
ここから大分県の佐伯に渡りました。
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熊本県天草半島の鬼池から、長崎県島原半島の口之津まで渡りました。
まだ雲仙の噴火が活発な頃で、口之津に着いたら空が火山灰で真っ赤。
フェリーターミナルで途方にくれていたときの写真です。
桜島の灰はグレーで、雲仙はピンクなんです。
知りませんでした。
マスクしなかったけど、肺に悪影響ないのかな。
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鹿児島県大隅半島の根占港。
台風で3日間欠航だったのですが、ようやく動きました。
錦江湾対岸の山川港へ向かいます。
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そういえば自分は、沖縄に行ったことがないのです。
自転車で走る時間が欲しかったので、フェリーに乗るのがもったいなかった。
それきり20年も沖縄に行くチャンスがありません。
ツールド沖縄とか、ツールド宮古島とか、参加してみたい。
昔のランドナーで東京から自走したときのような、壮大な旅情はないかもしれませんが、
大人のサイクリングとして、ひょっと飛行機で往復、という選択肢もあるのかも。
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(行きませんヨ。今年行くという予告じゃないですよ。
ひとりで行ったら家族に叱られます )